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心豊かな日本の食卓風景を伝統と共によりよい形で後世に伝えることを考える情報通信 金紋 日出味噌醸造元 日本の食卓向上通信

12月号 Vol.90 2008年11月28日 発行
「仮想水」とはどんな水???

近年、世界的食料危機が叫ばれるなか、一方で水不足も深刻な問題となっています。しかし、日本では食料の話題は多くても水不足に関する話題は少ないのが実情です。これは日本が四方向海に囲まれ、山や川が多く水資源に恵まれているからだけではありません。実は以前の「ニュースな食ワード」でも特集した「食糧自給率」の低下にも関係しているのです。日本は食料の大半を輸入に頼り、その食料を外国の水を使って生産している為、食糧を輸入すると同時に大量の水(「仮想水=バーチャルウォーター」)も輸入していることになります。今月の「ニュースな食ワード」はこの「仮想水=バーチャルウォーター」について特集してみたいと思います。

「仮想水=バーチャルウォーター」とは、食料を輸入している国(消費国)において、もしその輸入食糧を生産するとしたら、どの程度の水が必要かを推定したものであり、ロンドン大学東洋アフリカ学科名誉教授のアンソニー・アラン氏がはじめて紹介した概念です。例えば、1sのトウモロコシを生産するには、灌漑用水として1,800リットルの水が必要です。また、牛は飲み水の他に、こうした穀物を大量に消費しながら育つため、牛肉1kgを生産するには、その約20,000倍もの水が必要になっています。身近なメニューで言うと、牛丼を一杯作るのに1,890リットル(1.5リットルのペットボトルでなんと1,260本分)の水を消費していることになるそうです。つまり、日本は海外から食料を輸入することによって、その生産に必要な分だけ自国の水を使わないで済んでいることになり、食料の輸入は、形を変えて水を輸入していることと考えることができます。日本のカロリーベースの食料自給率は40%程度ですから、日本人は海外の水に依存して生きているといえます。2005年において、海外から日本に輸入されたバーチャルウォーター量は、約800億m3だそうで、その大半は食料に起因しています。これは、日本国内で使用される年間水使用量と同程度だそうです。"農産物の輸入によって日本の水が○リットル節約できた"ことになり、日本が水に困らないのは、実は海外の水のお蔭だったということになり、海外での水不足や水質汚染等の水問題は、日本とも無関係ではないのです。また食料自給率の低下が取り沙汰されていますが、「食料自給率を高めるためには、国内で生産できるだけの水を確保できるか」という新たな課題も生まれてきます。
食料のムダをなくすことは、自国だけでなく、輸出国の資源の為にも大事なことを意識しなくてはいけないですね。

焼肉ビジネスフェア2009 「ここがミソ」コラム

2009年1月15日(木)〜16日(金)
10:00〜17:00にサンシャインシティコンベンションセンター・展示ホールDにて開催される
「焼肉ビジネスフェア2009」に出展いたします。
コチュジャンの業務用パッケージや個袋商品を中心に各種ジャン展示する予定です。
来場ご希望の業者様は「招待券」を送付いたします。弊社ブースへのご来場お待ちしております。

書籍売れ筋ランキング 今月の気まぐれランキング

1位: 聖女の救済  東野圭吾
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3位: イノセント・ゲリラの祝祭  海堂尊
4位: 流星の絆  東野圭吾
5位: 東大合格生のノートはかならず美しい  太田あや

資料:日販調べ


編集後記

紅葉がきれいな季節がやってまいりましたね。
桜と紅葉の季節がやってくると、毎年日本人でよかったな〜としみじみ感じます。だんだん寒くなってくるのはつらいですが、寒さがあるからこそ、紅葉もきれいになり、私たちを楽しませてくれるのですね。自然に感謝です。京都・箱根・日光など紅葉が有名な所はたくさんありますが、知る人ぞ知る穴場やおすすめのスポットがあったら教えて下さい。

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