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心豊かな日本の食卓風景を伝統と共によりよい形で後世に伝えることを考える情報通信 金紋 日出味噌醸造元 日本の食卓向上通信

7月号 Vol.109 2010年06月28日 発行
先進国にも拡がっている「飢餓」とは?

飢餓というと開発途上国のことを想像いたしますが、今 先進国でも「隠れた飢餓」が問題になっているそうです。そこで今月の「ニュースな食ワード」はこの「隠れた飢餓」について特集したいと思います。

「飢餓」と「栄養不良」は世界第一位の死亡原因と言われています。
栄養不良というと、食べ物が手に入らず、十分な量の食事をとれていないことが原因だと思われがちですが、それは栄養不良の一部に過ぎません。栄養不良には大きく分けて2つあります。ひとつは、食べる量が少ないため、十分なエネルギーを得られない「カロリー不足」。もうひとつは、お腹いっぱい食べ、十分なカロリーやたんぱく質を摂取しているのにもかかわらず、ビタミンやミネラルなどの微量栄養素が不足する「栄養素不足」で、これが「隠れた飢餓」と呼ばれるもので、開発途上国だけでなく、先進国にも多く見られ、世界中で20億人以上もいると言われています。先進国の「隠れた飢餓」は、ファストフード等、高カロリーの食事が増える一方、ビタミンやミネラルなどの微量栄養素が不足する食事習慣が大きいようです。これらは肥満、循環器系疾患、糖尿病につながると言われていますが、個人的な病気問題だけではすまされないようです。「栄養素不足」は免疫力低下につながり、感染症の拡大の危険性もあり、世界的に懸念される問題ともなり得ます。また開発途上国での「隠れた飢餓」は、環境と食事に恵まれている地域であっても、大人たちの栄養素に関する知識の不足から、乳幼児や子供たちに十分な回数と十分な内容の食事が与えられなかったり、伝統的に男性が先に食事をとる文化の問題から、女性は1日1食しか食べれない、といった原因で「隠れた飢餓」になることもあるようです。
栄養バランスのとれた食事を一年を通して確保できるか、ということも必要ですが、食育&栄養学については開発途上国・先進国問わず重要なようです。もちろん開発途上国への物質的な援助も当然必要ですが、食育等もっと身近なところから私たちも飢餓問題に取り組むことができそうです。

「お味噌」でデトックス! 「ここがミソ」コラム

毒出しダイエットやデトックスなど、老廃物を排出する健康法が話題ですが、「味噌汁は朝の毒消し」という諺を知っていますか?「朝食の時の1杯の味噌汁は体によい」という意味の諺ですが、味噌の中に含まれるサポニンやレシチンには、体内の余分な脂肪を溶かす働きがあるとされています。また、大豆に含まれる食物繊維は腸の掃除をしてくれます。しかも、味噌には私たちの体を構成するたんぱく質が豊富に含まれています。毎朝のお味噌汁で毎日簡単にデトックスですね。

梅雨の時期に楽しめる室内スポットランキング 今月の気まぐれランキング

1位: サンシャイン国際水族館
2位: しながわ水族館
3位: 葛西臨海水族園
4位: 東京ジョイポリス
5位: 大江戸温泉物語

参照:日販調べ


編集後記

もうすぐ「七夕」ですね。「七夕」の由来は数多くありますが、一説には、古くに「七夕」を「棚機(たなばた)」や「棚幡」と表記したそうです。それは、そもそも七夕とはお盆行事の一環でもあり、精霊棚とその幡を安置するのが7日の夕方であることから7日の夕で「七夕」と書いて「たなばた」と発音するようになったとも言われているそうです。子供の頃はよく短冊に願い事を書きましたが、大人になってからは、なかなか書きませんね。懐かしい思い出です。

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