日出味噌醸造元TOP > 日本の食卓向上通信バックナンバー > 2006年4月号
近頃、『食育』という言葉をよく耳にすることが多くなったと思いませんか。平成17年7月には『食育基本法』が施行されました。今月の「ニュースな食ワード」は『食育基本法』について取り上げてみたいと思います。
『食育基本法』がつくられた背景としては、栄養の偏り、"不規則な食事"、"肥満や生活習慣病の増加"、"過度の痩身志向などの問題"、さらに、"「食」の安全上の問題"や、"「食」の海外への依存の問題"、"「食」を大切にする心の欠如"などがあげられています。こうした中で国民に、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践していただくことが取組の目的だそうです。
食育という言葉は古くから使われていたようで、明治31年、軍医、石塚左玄が書いた「通俗食物養生法」の中に「学童を持つ人は、体育も知育も才育もすべて食育にあると認識すべき」との記述が見られます。また明治36年には当時の報知新聞編集長、村井弦斎が「食道楽」の中で、「小児には徳育よりも、知育よりも、体育よりも、食育がさき。体育、徳育の根元も食育にある」と指摘しています。そして、現代の「食育」は家庭や学校だけの問題ではなく、もはや我が国の社会全体の問題として考えなければなりません。そもそも食育基本法設立の背景の一つとして、「食の外部化、簡便化」もあると言われています。食のライフスタイルが変わり、外食の比率が増えた今では、私たち食品関連事業者も積極的に食育推進に取り組んで行かなければいけません。
「心豊かな日本の食卓風景を伝統と共によりよい形で後世に伝える」を企業メッセージとしている弊社としても、とても重要な課題として受け止めております。
惣菜・デリカ・外食専門展「ファベックス2006」
1位: 知らない人についていかないように注意させる
2位: 子供の外出先を把握する
3位: 防犯ブザーをもたせる
4位: 一人で遊ばせない
5位: 近所の危険な場所をチェックする
(資料:潟}クロミル )
お花見の季節ですね。日本で一番多い桜はやはりソメイヨシノだそうです。江戸時代の末期に染井村(現在の東京都豊島区駒込)の植木屋が売り出したと伝えられているそうです。「花より団子」というわけではありませんが、なぜかこの時期になると桜の葉で包まれた道明寺が食べたくなるんですよね。春が来たって感じがします。日本の季節感ってやはりいいですね。
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