日出味噌醸造元TOP > 日本の食卓向上通信バックナンバー > 2006年6月号
細菌「5 A DAY(ファイブ ア デイ)」という言葉を耳にします。でもこの5って、5種類?5キロ?5皿?
今月の「ニュースな食ワード」はこの「5 A DAY」を取り上げてみたいと思います。
「5 A DAY」は、ガンなどの生活習慣病予防をめざした国民健康増進運動です。1991年、アメリカのPBH(農産物健康増進基金)とNCI(米国立がん研究所)が協力し合って、活動が始まりました。その内容は「健康増進のために1日5サービングの野菜と果物を食べましょう」をスローガンとし、毎日の生活の中でどうしても不足しがちな野菜と果物を1日5サービング以上食べる事を提唱しています。
1サービングとは握りこぶし大の量をいい、葉野菜なら1カップ、生または調理された果物・野菜なら1/2カップが目安です。この運動により、アメリカでは1人当たりの野菜、果物の摂取量が確実に増加し、生活習慣病での死亡率が減少傾向を示すという実績と成果を上げているそうです。
アメリカで大成功をおさめたこの「5 A DAY」は、全世界に広がっていて、日本でもこの「5 A DAY」運動を中心とした食育プログラムの展開を軸に消費者、流通、生産者を連携させた運動が始まっているそうです。1つのメニューでこの「5 A DAY」を満たすのは難しいと思いますが、「5 A DAY」をキーワードにしたメニュー開発も今後おもしろそうですね。ちなみに今や日本人の野菜の摂取量は米国人より少ないそうですよ。
◆◆◆野菜・果物の1サービングの目安◆◆◆
・果物(中) 1個
・生または調理された果物・野菜 1/2カップ
・葉野菜 1カップ
・ドライフルーツ コップ1杯
・100%ジュース 1個
・豆類 1/2カップ
お味噌は生き物です。糀菌、酵母菌、乳酸菌等といった微生物の働きでおいしく栄養のあるお味噌ができます。開封した味噌は、なるべく空気に触れないように袋の口をしっかり閉めて必ず冷蔵保存します。空気に触れると好気性菌が繁殖しやすくなり品質が悪くなります。また、室温で保存すると、温度の影響で褐変がおきやすく、香りや味が損なわれるからです。容器入り味噌も表面にぴっちりラップ材を密着させてふたをすると、製造時の品質が保てます。
1位: 国家の品格 藤原正彦 新潮社
2位: 東京タワー オカンとボクと、時々、オトン リリー・フランキー 扶桑社
3位: 陰日向に咲く 劇団ひとり 幻冬舎
4位: 子育てハッピーアドバイス(1・2) 明橋大二 1万年堂出版
(資料:2006.5.15/日販調べ )
今年のゴールデンウィークは連休が続くのと、景気回復の影響で、海外旅行に行く人の数が、56万人を超す過去最多となる見通しだそうです。少しづつ景気回復の兆候が消費者にも見え始めているようですね。食に関しても安いものではなく、高くても質や安全性の高いものが好まれる傾向です。我が社も更に質の良い商品開発のために日々勉強の毎日です。さて先日のファベックスで、お名刺を頂いた皆様には今回はじめての「食卓通信」の配信となります。今後とも宜しくお願い致します。
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