日出味噌醸造元TOP > 日本の食卓向上通信バックナンバー > 2006年8月号
今月の「ニュースな食ワード」は、新しい国際規格の「ISO22000」について特集してみたいと思います。
「ISO22000」とは、"「顧客満足」を重視するISO9001"、"「環境」を考えるISO14001"に続くISO規格で、「食品安全」を守ることを最優先することを目的としてつくられた規格です。「ISO22000」の登場以前に広く活用されていた「HACCP」は、"経営者の責任が明確でない"、"改善サイクルを十分に機能させる仕組みとしては不十分である"、"組織間、部署間の連携の重要性が十分明確にされていない"などの弱点があり、またあくまでガイドラインであり、運用する基準は国や業種によって異なり、世界共通の基準とはなっていません。そこで共通の基準を作ろうという議論が起こり、国際規格として「ISO22000」が生まれました。「ISO22000」は当初言われていた、ISO9001にHACCPの考え方を盛り込んだ規格ではなく、HACCPを軸としたISO規格です。そのため、規格の構成はISO9001と酷似していますが、その中身はHACCPの考え方を中心とした食品安全マネジメントシステムの構築及び改善の内容となっており、昨年の9月1日に正式に発効されました。
今や、世界中いたる所に食品は流通しており、消費者への食品安全確保のためには、一食品製造企業だけではその安全性は確保できず、「食」に関する全ての組織が食品安全の要求事項を最優先に確保できなければなりません。食品関連企業全体(フードチェーン)に適用される国際規格が「ISO22000」で、要求事項は企業の大小を問わず、「飼育生産者」「一次生産者」「食品製造業者」「輸送・保管業者」「食品関連下請業者」「小売業者」などの企業および「食品機械製造業」「包装材料製造業」「洗剤・殺菌剤製造業」「食品添加物製造業」など、食品を扱わない業者などに至る全ての相互関係ある組織に適用されます。
「食」に携わる者は、消費者へ安全な食品を提供する義務があります。
弊社も導入検討の為、プロジェクトの組み立てを考えております。
湿度が高く、細菌が繁殖しやすい環境にある日本には、古来から食中毒予防に活躍する食品がたくさんあります。とくに、みそや納豆などの発酵食品は善玉菌を多く含み、腸内の粘膜を鍛えてくれます。ヨーグルトやチーズなども善玉菌が豊富です。睡眠不足や栄養の偏りは腸内のバランスを崩し、免疫力を弱めます。また、便秘は菌の排出を妨げます。繊維質を多く含んだ野菜類や発酵食品(みそ・納豆・チーズなど)をしっかり摂って、日頃から食中毒にかかりにくい丈夫なからだをつくることが必要ですね。
1位: オスロ
2位: 東京
3位: レイキャビク
4位: 大阪・神戸
5位: パリ
6位: コペンハーゲン
7位: ロンドン
8位: チューリヒ
9位: ジュネーブ
10位: ヘルシンキ
(THE21 2006年4月号掲載 )
ビールがすすむ季節になってきましたね。あるアンケートを見てみたら、行ってみたいビアガーデンは、「ビール」「料理」がおいしい店のほか、「緑に囲まれ自然を感じられる」店が人気となっているそうです。そして行きたい時間帯では「休日前夜」「仕事帰りの夜」が高いものの、「昼間」という意見が2割もあったそうです。ビアガーデンの楽しみ方のスタイルも多様化しているみたいですね。梅雨があけるとますますビールがおいしい季節ですね。楽しみです!
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