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心豊かな日本の食卓風景を伝統と共によりよい形で後世に伝えることを考える情報通信 金紋 日出味噌醸造元 日本の食卓向上通信

2月号 Vol.68 2007年1月28日 発行
今どきの「食文化の継承」事情とは?

TBSテレビ「噂の東京マガジン」という番組内の「平成の常識!やってTRY!」というコーナーご存知ですか?10〜20代の若い子達にテーマを与え、ちゃんとできるかどうかを試すコーナーなんですが、先日の課題が「味噌汁をつくる!」というテーマでした。どれくらいの確率でできたと思いますか?なんと、ちゃんとできた人は12人中たった2人位ですよ。和食の基本である味噌汁ですら、この確率ですから、他の料理はどうなんでしょうね。ということで、今月の「ニュースな食ワード」は「食文化の継承」についての特集にしたいと思います。

農林水産省のアンケートデータ(20〜70歳代)によると、「家庭で受け継いだおふくろの味」で最も多かったのが【肉じゃが(35%)】次いで【きんぴら(26%)】【ちらし寿司(21%)】【カレーライス(10%)】だそうです。また、「季節や行事に応じた料理」について、おせち料理は75%が"自分もしくは家族が作ったもの"を食べ、18%が"出来あいのものを購入"して食べたという結果が出ています。
"七草がゆ"については60〜70代は約7割が食べていますが、20代では4割弱しか食べられていません。"ちらし寿司"や"おはぎ""冬至のカボチャ料理"に関しても、年齢が若くなるにつれ、食べない割合が多くなっています。年々、「食の外部化率」が増加しており、近年特に「中食」の割合が増え、家庭で料理をする機会が減少しています。その理由としては、「料理や後片付けする手間が省ける」が最も多く、ついで「家庭で作ることが難しい、面倒な料理が味わえる」「普段の家庭の味とは違うものが味わえる」「家庭で料理するより経済的」などがあげられています。「景気低迷により家計が厳しく外食の利用が減ったから」という意見もあるようです。
「食の外部化」が増加することにより、親から子への「食文化の継承」の機会がどんどん減っていくかもしれません。しかし、食産業に関わる私たちができる「食文化の継承」があるのではないでしょうか。これからの新しい課題かもしれませんね。

「ネギ味噌」でウイルス撃退!「ここがミソ」コラム

風邪やインフルエンザが心配な季節ですね!
風邪には、味噌に酒とみりんとさらしネギを加えた「ネギ味噌」が効果的です。ネギの辛み成分のアリシンの作用は血行を促進し体を温め疲労回復に効果があります。また、アリシンはビタミンB1の吸収を高めて疲れを癒す働きもあります。白い部分は「葱白」と言って漢方でも風邪に効果があるそうです。葉の緑の部分はβ-カロチンやビタミンCが豊富です。また免疫力強化に効果的なオリゴ糖は味噌に豊富に含まれています。「ネギ」と「味噌」最強のコンビですね!

ついつい見てしまう新聞のチラシランキング! 今月の気まぐれランキング

1位: スーパー
2位: 家電量販店
3位: ホームセンター
4位: ドラッグストア
5位: マンション・住宅販売
6位: デパート
7位: 求人
8位: 飲食店
9位: 衣料品店
10位: 通販会社

THE21 2007年1月号掲載


編集後記

2月3日は節分ですね。去年、節分のコメントを書いてから、もう一年たつんですね。歳を重ねると、自分の年齢の数だけ豆を食べるのが難しくなってきます。でもいい方法があるそうです。福茶といって、茶碗に豆をいれて熱いお茶を注ぎ、それを飲めば、豆を食べたのと同じなんだそうですね。私は初めて知りました。ちなみに今年の恵方は北北西だそうです。

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