日出味噌醸造元TOP > 日本の食卓向上通信バックナンバー > 2008年2月号
2006年度の日本の『食糧自給率』は39%で、40%を割ったのはコメが不作であった0993年以来13年ぶりだそうです。昨年は食品偽造やBSE・鳥インフルエンザなど「食への安心・安全」が問題になりましたが、『食糧自給率』も、もう一つの危機となっております。今月の「ニュースな食ワード」は日本の『食糧自給率』について特集してみたいと思います。
一般的に『食糧自給率』として使用している数値は、カロリーベースです。これは食料が生命と健康の維持に必要不可欠な基礎的なものであり、その栄養価であるエネルギー=カロリーが国産でどれくらい確保できているかに着目しているためだそうです。日本の『食糧自給率』が39%ということは単純に考えると、日本人の口にする料理の6割が輸入に頼っているということになります。主な欧米のカロリーベース『食糧自給率』、米国128%、フランス122%、ドイツ84%、英国70%と高い水準で、日本は先進国のなかでも極端に低くなっております。『食糧自給率』を引き下げてきた大きな要因と言われるのが、食生活の西洋化です。1965年と現在では摂取する総カロリー数にあまり変化はないそうです。しかし変わったのは内訳で、自給率がほぼ100%の米を主食に、魚・野菜が中心だった食事から、自給率の低い畜産物や油脂を多くとる食生活に変化してきた事が自給率低下につながっています。また、「食の外部化」が進み、外食・昼食では、均一で大量かつ安価な食材が求められるため、輸入食品に頼らざるを得ないことも一因になっていると言われています。『食糧自給率』が低いという事は、多くの食料が遠い生産地から運ばれてくる為、昨年7月号で特集した「フードマイレージ(輸入食料の移動重量(トン)×移動距離)」が大きいということです。輸送時に二酸化炭素や二酸化窒素等の温暖化ガスを多く排出し、環境にも負荷を与える事になります。『食糧自給率』の低下は日本経済だけでなく、地球環境へも深刻な問題です。さらにパンやインスタントラーメンの主原料である小麦は、米国・オーストラリアなどの主要生産国における猛暑や干ばつなど異常気象の影響により小麦の供給量に不足が生じ、世界的な穀物相場の上昇にあります。これからは「お金を出せば買える時代」は終わり、「お金を出しても調達できない時代」がやってくるかもしれません。『食糧自給率』を高めるために昔の「古き良き日本の食事」も大切ですが、現代風にアレンジし、新しい食生活として自給率を高める提案も必要かもしれません。食に関わるものとしてまた1つ新たな課題ですね。(参考:月刊消費者)
風邪やインフルエンザが流行っていますね。
皆さまは大丈夫ですか?
風邪のひき始めに効果的なもののご紹介です。それはネギ味噌です。ネギはビタミンやカルシウム、カリウムなどをたくさん含んでいます。
特に強い殺菌力を持つアリシンは、細菌や風邪のウイルスをやっつけてくれるそうです。また、味噌の造血作用が冷えたお腹を温めてくれるらしく、風邪にきくそうです。ネギ味噌の作り方は、味噌に酒とみりんを混ぜ、これに刻んださらしネギを加えて混ぜると完成です。簡単ですので、ぜひ試してみてください!
1位: お酒を注がない、料理を取り分けない 52.3
2位: 仕事の愚痴をこぼす 49.3
3位: ニックネームで呼ぶ 44
4位: 日ごろの不平・不満をいう 41.3
5位: その場で寝る 38.3
THE21 2007年7月号掲載
2月のことを「如月(きさらぎ)」と言いますが、寒いために衣をさらに着る「衣更着(きさらぎ)」からついた名前だそうです。2月4日は「立春」ですが、まだまだ寒い日が続きそうです。風邪等ひかれないようにネギ味噌食べて気をつけて下さいね。
また、今年の花粉も例年以上にスゴイみたいですね。今からドキドキです。何か花粉症に効果的な情報がありましたら教えて下さい。みんなで情報交換してのりきりましょう!!
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