日出味噌醸造元TOP > 日本の食卓向上通信バックナンバー > 2008年5月号
数年前、パッケージや商品デザイン等で「ユニバーサルデザイン」というキーワードが大変話題になりました。「ユニバーサルデザイン」とは年齢や障害の有無に関わらず、できるだけ多くの人が利用可能であるようにデザインする事をいいますが、その「ユニバーサルデザイン」が近頃「食」の分野でも「ユニバーサルデザインフード」と言う名前で目にするようになりました。そこで今回の「ニュースな食ワード」はこの「ユニバーサルデザインフード」について特集してみたいと思います。
「ユニバーサルデザインフード」は健常者では虫歯、歯列矯正、口内炎のある方から、高齢者では義歯の方、嚥下障害のある方まであらゆる全ての人に利用していただける食品です。年をとればとるほど、自分の歯で咀嚼するのは難しくなったり、唾液量も少なくなり、食べたものを飲み込むことすらままならなくなります。しかし柔らかすぎるものでは、歯ごたえのなさに食事の喜びも半減してしまいます。逆に食べにくい食品だと、無理をして飲み込もうとした挙句、むせかえる可能性もあります。そこで、消費者が選びやすいように、メーカーによって異なっていた表示方法を「共通の区分表示」にしたのが、「ユニバーサルデザインフード」です。規格は、柔らかさや滑らかさによって「容易にかめる」「歯ぐきでつぶせる」「舌でつぶせる」「かまなくてよい」の4つの区分で数字が大きいほど軟らかくなります。この他、食べ物や飲み物にとろみをつけて飲み込みやすくするための食品には、「とろみ調整」マークを表示しています。ただし、柔らかいといえども、離乳食として利用するのは不向きのようです。「ユニバーサルデザインフード」は食経験のある方を対象に味付けしているので、ベビーフードより味が濃く、栄養素も高く、塩分もベビーフードより高いものが多いので注意が必要です。
食べる事は毎日の楽しみの一つです。食に関わるものとして、食べるのが困難な方にも、毎日の食べる楽しみを提供させていただく重要性を再認識いたしました。
芋がら縄って知ってますか?
芋がら縄とは芋(里芋)の茎を帯のように長く編んで、味噌で煮しめたもので、鎌倉から戦国時代末期にかけて武将が兵士にもたせ従軍させた携帯食だそうです。兵士はこれを必要に応じ、ちぎって鍋に入れ、そして水をたっぷり入れ、下から火で加熱します。すると、染み込んでいた味噌が溶け出し、ついでに芋がらもやわらかくなり味噌汁が完成!!手間もかからず、調味料も要らず、それで栄養もとれて、一石三鳥!
昔から味噌は大活躍だったんですね。
1位: B型自分の説明書 Jamais Jamais
2位: 別冊図書館戦争(1) 有川 浩
3位: ダーリンは外国人with BABY 小栗左多里トニー・ラズロ
4位: 夢をかなえるゾウ 水野 敬也
5位: ヘタリア Axis Powers 日丸屋秀和
2008年4月21日:日販調べ
先月ご案内いたしました、東京ビックサイトにて4/9〜11まで開催の「FABEX」への出展も、無事に終えることが出来ました。食卓通信読者の方々にも多数、弊社ブースにおこし頂き、ありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。弊社スタッフも多くの刺激やアイディアを得ることができ、今後商品やサービスに活かしていきたいと思っております。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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