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心豊かな日本の食卓風景を伝統と共によりよい形で後世に伝えることを考える情報通信 金紋 日出味噌醸造元 日本の食卓向上通信

年号 Vol.103 2010年01月04日 発行
新しい飲みスタイル「せんべろ」と「ダークスタイル」って?

リーマン・ショック以来「100年に一度」という景気悪化で家計にも負担がかかっている影響で、サラリーマンの飲みスタイルにも異変が起きているようです。そこで今月の「ニュースな食ワード」は、今時の新しい飲みスタイル「せんべろ」と「ダークスタイル」について特集してみたいと思います。

まず「せんべろ」とは、故中島らも氏の著作「せんべろ探偵が行く」から来た言葉で、「1000円でべろべろ」の略。つまり、1000円あればべろべろに酔っぱらえるくらい安い飲み屋のことで、最近ビジネスマン向けの雑誌などでも「せんべろ」のお店を特集したものが増えているそうです。基本システムは、セルフサービスでカウンターに各種並んだおつまみから自分で好きなものを取り、料金を支払うシステム。お酒やおつまみも100円〜300円とリーズナブル。お店によっては、1000円あれば飲み物3倍+おつまみ3品位いけ、お小遣いの少ないお父さんだけでなく、若者やOLなどにも人気のようです。また「ダークスタイル」とは今流行の「立ち飲み屋」で客の数が増えたときにとる立ちスタイルのこと。それほど広いスペースではない立ち飲み屋の店内に一人でも多く入れるように、カウンターに向かって少し斜めに構えて片腕をカウンターに出して、飲んだり食べたりするスタイルが、コーラスグループの「ダークダックス」が歌を歌うときのスタイルと似ていることから名付けられたそうです。
「せんべろ」「ダークスタイル」とも、「価格が良心的」「お客さんと仲良くなりやすい」「さっと飲んで帰るのがマナー」というのが特徴のようで、お小遣いの少ないお父さんだけでなく、若者やOLなどにも人気のようです。景気が悪い中にも、「せんべろ」や「ダークスタイル」のように毎晩のように盛況なお店もあります。不景気を言い訳にするのではなく、その中にも勝つチャンス&アイディアはいろいろありそうですね。

赤味噌・白味噌・合わせ味噌・・・みそ味のお雑煮もいかが・・・?

みなさま、お正月にお雑煮は食べましたでしょうか?
角もち、丸もちから始まり、すまし仕立て、赤味噌仕立て、白味噌仕立て、小豆汁仕立て、etc...これほどまでに地域性豊かな食べ物も珍しいのではないでしょうか?もともと雑煮はたれ味噌で作られていたらしいのですが、江戸時代以降、関東では武士が「味噌をつける」ことを嫌ってすまし仕立てにしたといわれています。雑煮の汁は地域によって色々なものがありますが、澄まし汁が68%と多く、次は合わせ味噌であり、関西は白味噌仕立てが多いみたいですね。たまには、他の味を楽しんでみるのも楽しいかもしれませんね。

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参照:goo調べ


編集後記

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

お正月休みは、皆様ゆっくりできましたでしょうか?今年は寅年ですね。トラの勢いのように、元気で景気のよい年になって欲しいものです。

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