日出味噌醸造元TOP > 日本の食卓向上通信バックナンバー > 2010年5月号
景気低迷のせいで肉食が増えた影響か、今こだわり系やプチ贅沢系の調味料が人気のようです。そこで今月の「ニュースな食ワード」は今時の調味料事情について特集してみたいと思います。
やはり最近のヒット商品の筆頭は、桃屋が発売した"食べるラー油"の「辛そうで辛くない少し辛いラー油」。万人受けするマイルドな味わいと、フライドオニオンとフライドガーリックを大量に用いられ、そのまま食べてもサクサクとした食感で美味しい&具を食べる新感覚がウケて、品切れ騒動が起きる事態にまでなりました。TwitterやSNS、またはブログでは「桃ラー」というキーワードまで登場し、「ご飯にのせて食べた」「パンにも合う」「パスタに合わせると絶妙!」などと口コミが広がったのも大人気となった秘密のようです。また「TKG」というワードまで生まれたきっかけともなった「玉子かけご飯専用醤油」から始まり「納豆専用のたれ」「冷奴専用のたれ」「豆腐かけ専用のポン酢」など近頃は「○○専用調味料」が数多く出回っているのも大きな傾向のようです。
ご当地系の調味料も人気で、函館の海水を炊き上げ、昆布やほっき節をブレンドした北海道の「海乃御塩」や沖縄のふわふわと溶けるような「雪塩」にシークァーサーをブレンドした「シークァーサー塩」、北海道特有の"山ワサビ"を醤油漬けにした「山ワサビ醤油味」などご当地の名産品を活かした調味料も数多くあるようです。
更にプチ贅沢系としては、料理ブログ上でも話題のフランスの「海藻バター」や「トリュフ塩」などは高価なのですが、使用すると風味が歴然と倍増すると口コミで広がっているようで、「海藻バター」はなんと伊勢丹のフランス展で即時完売だったようです。「景気の影響で外食する機会は減ったけれど、せめてお家で美味しいものは食べたい」「たまにはちょっと贅沢をしたい」という気持ちが繁栄されているのかもしれません。景気低迷の中でも、ヒット商品の市場はあるんですね。
上記のような傾向も、地方の商品が簡単にお取り寄せできるネット環境と、TwitterやSNS、ブログ等での口コミの影響も大きいと思います。広告が多様化しているのをあらわしていますね。
「味噌に入れた塩はよそへは行かぬ」という諺を聞いたことがありますか?味噌をつくるときに加えた塩は、やがて見分けられなくなるが、味を調えるために役立っている。という意から、他人のために手助けしたことは、その場で無駄なことのように思われるが、後になってみると結局は自分のためになっているものである。という教えだそうです。人生無駄な事ってないんですよね。
1位: HAPPY BUNP OF CHICKEN
2位: 不自然なガール/ナチュラルに恋して Perfume
3位: アジアの海賊/また君に恋してる 坂本冬美
4位: 勇気100% NYC
5位: Over Drive GARNET CROW
参照:PLANET
そろそろ五月五日「単語の節句」ですね。端午の「端(たん)」とは、「物のはし→始まり」。「午(ご)」とは旧暦の午の月日。元々は「午の月の最初の午の日」のお祝いだったものが、「午→五」に通じると5月5日になったという説があるそうです。また「鯉のぼり」は江戸時代の武家で、男の子が生まれたら、加護を願う為に我が家に男児が誕生したことを天の神に告げる時の目印に、玄関の前に馬印やのぼりを掲げたのが始まりだそうですよ。
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