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心豊かな日本の食卓風景を伝統と共によりよい形で後世に伝えることを考える情報通信 金紋 日出味噌醸造元 日本の食卓向上通信

10月号 Vol.112 2010年09月28日 発行
人にも地球にも優しい「ユーグレナ」とは?!

昨年末、日本科学未来館の「'おいしく、食べる'の科学展」で話題を呼んだ「ユーグレナ」。NASAが宇宙食としても注目し、また、食糧問題においても、地球の食糧危機を救うとも言われています。そこで今月の「ニュースな食ワード」はこの「ユーグレナ」について特集してみたいと思います。

「ユーグレナ」とは和名で「ミドリムシ」。『ムシ』と名前に付きますが、動物と植物の両方の性質を持った光合成をする『藻』の仲間です。特筆すべきは、「完全食」と言われる豊富な栄養素で、肉、魚、野菜などに含まれるビタミン、アミノ酸、不飽和脂肪酸など59種類と豊富で、人間が必要とする栄養素を単体で補うことができるのです。
また、「ユーグレナ」には植物特有の「細胞壁」がないため、野菜などに比べて栄養吸収効率が抜群によいのも特徴だそうです。その数値はなんと95%!通常、野菜などの植物から栄養を吸収する場合、よく噛んでも40%前後の栄養しか吸収できませんが、「ユーグレナ」は、なんと95%前後の吸収率があるので、体に負担をかけず効率よく栄養を取ることができるそうです。カロリー摂取を除けば「ユーグレナだけ食べていても生きていける」と言われているほど栄養価が高い完全栄養食品なんだそうです。また、優れているのは栄養価だけではなく、「ユーグレナ」には体の中にある余分な脂分をはじめ、体内に蓄積された重金属や化学物質などの摂取による毒素などの排泄も促進してくれるという、いわゆるデトックス効果も期待できるといわれているそうです。
更には、人に優しいだけではなく、地球にも優しい効果も期待されています。「ユーグレナ」は一般的な樹木の十数倍の効率でCO2を吸収できることもあり、温暖化対策にも大きな可能性を秘めていたり、「ユーグレナ」に含まれる豊富な油脂分から、飛行機を飛ばすことができる『バイオジェット燃料』の研究も始まり未来の新燃料としても期待されているようです。「ユーグレナ」を使用したサプリメントやクッキー等は既に出回っていますが、色々な分野で「ユーグレナ」が活用される日がくるかもしれませんね。

「かぼちゃの味噌ポタージュ」で秋バテ防止! 「ここがミソ」コラム

急に涼しくなる初秋に疲れや不調が出てしまうのが秋バテです。こんな時期には胃に優しい「かぼちゃの味噌ポタージュ」はいかがでしょうか?
(1)かぼちゃは種や皮をむき水にくぐらせ、耐熱ボウルに入れてラップをかけ、電子レンジで5〜6分加熱。
(2)鍋に、かぼちゃ、コンソメ、かぼちゃが浸かる程度の水を入れて火にかけ、沸騰したら木べらやマッシャーでかぼちゃをつぶししっかり混ぜ、牛乳を加え一煮立ちしたら味噌を加え、味をみて塩・胡椒を加え完成。ぜひ試してみてください。

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10位: フィリピン

参照:オリコン調べ


編集後記

今年の夏は本当に暑かったですね。「ここがミソ」コラムでも書きましたが、気温の変動が激しい秋口に秋バテで体調を崩される方も多いようです。ネットに、なってしまった秋バテを軽くする3つのコツが書かれていました。1.体を温める食生活に切り替える。 2.衣服や入浴で体そのものを温める。明け方は気温が下がるので、特にお腹と下半身が冷えないように注意。 3.季節の変わり目でもある初秋は、そもそも体の調整期。週末は横になる時間を増やしてゆっくりする。以上がポイントだそうです。 

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