日出味噌醸造元TOP > 日本の食卓向上通信バックナンバー > 2011年7月号
3月号で「米粉」ブームの特集をしましたが、近頃新たな食材として「大豆粉」が人気を集めているようです。そこで今月の「ニュースな食ワード」は「大豆粉」について特集してみたいと思います。
「きな粉」と何が違うの?と一瞬考えますが、「きな粉」は大豆を焦がさないように、ゆっくりと炒って、火が通ったところで皮を除き、ミキサーで粉にして作られたもの。一方「大豆粉」は生のまま粉砕し、加熱をせずに粉にしたものだそうです。大豆粉を使ったドーナツやクッキーはもちろん、大豆粉を使ったマヨネーズや大豆粉食パンミックス、ラーメンや生うどん等、大豆粉を使用した商品が続々と登場しており、中には連日、大行列を作っているお店もあるようです。
大豆には、食物繊維をはじめ、カルシウムや疲労回復に効果的なビタミンB群や、老化防止ビタミンと言われるビタミンEも豊富に含まれています。加えて、大豆はGI値が比較的低いということでも注目を浴びています。GI値とは、グリセミック・インデックスの略で、その食品が体内で糖に変わり血糖値が上昇するスピードを計ったもので、このGI値が低ければ低いほど血糖値の上昇が遅くなり、インシュリンの分泌も抑えられます。なので普段ラーメンやケーキなどを控えている糖尿病患者(糖質を制限したい人や「低GIダイエット」でメタボ・ダイエットを気にしている人の間で話題になっているのも「大豆粉」が注目されている要因のようです。シンガポールでは豆乳ドリンクのチェーン店が人気だったり、またイタリアでは大豆粉入りのピッツァなどもあり、大豆は国内外問わず注目されています。
大豆は豆腐・納豆・味噌・しょうゆの主原料で昔から日本食には切っても切れない食材です。その大豆が形を変えて新しい食ジャンルに発展しているのは、大豆を原料として扱う弊社としても興味深いところです。
今年の夏は節電の影響で、例年以上に熱中症が懸念されます。高温で発汗を続け水分のみ補給し続けていると体液の塩分濃度が希釈され、ひどくなると水中毒状態へ進行するそうです。予防として、塩分補給も兼ねられる味噌汁やスープなど、塩気の感じられる飲料が体液と塩分濃度が近く最適とされています。また万が一熱中症にかかってしまった時の応急処置として、スポーツドリンクを飲ませると言われていますが、冷たいものを大量に飲ませると胃痙攣がおきてしまうこともあるので、ここでも味噌汁が効果的だそうです。今夏ランチ時にも積極的にお味噌汁をとるようにしてはいかがでしょうか?
1位: シャワーを浴びて体感温度を下げる
2位: 近くのデパート/百貨店で一日過ごす
3位: 扇風機で室内の空気を外に排出する
4位: 近くの公営図書館で一日過ごす
5位: ぬれタオルを首に巻く
参考:goo
もうすぐ七夕ですね。七夕と言えば仙台の七夕祭り。
震災があったので、今年は開催するのかしら?と思っていたら、東北三大祭りでもある一大イベントを途絶えさせないことで、東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県や東北の人々を元気づけたいとして8月6日(土)〜8日(月)の日程で開催するそうです。ただ被災者にも節電にも配慮するため例年ほど豪華絢爛とはいかないようですが、元気と活気が戻ることを祈ります。
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