日出味噌醸造元TOP > 日本の食卓向上通信バックナンバー > 2012年01月号
日本には古くからみそやしょう油、納豆、梅干など、非常に優れた発酵食品がたくさんあります。そんな中、近頃「美容と健康にいい」と美と健康に関心の高い人達の間で話題を集めている発酵食品があります。そこで今月の「ニュースな食ワード」は、その話題の発酵食品について特集したいと思います。
その話題の発酵食品とは「塩麹」。「塩麹」とは、麹と塩と水を混ぜて熟成発酵させた漬物床。従来は野菜、肉、魚、豆腐などを漬け込むのに利用されていましたが、近頃は"塩"感覚で調味料として使う人が急増中。たくさんのブログで、塩麹を使ったレシピが公開されています。 その使い方も多様で、野菜炒めや煮物、汁物から、「ラタトゥイユ」「パスタ」といったイタリアンや「ビーフン」のようなエスニック、さらにはスイーツにまで幅広く使えるというから驚きです。
発酵食品である塩麹は乳酸菌を豊富に含み腸内環境を整える働きがあり、便通や肌のコンディションを良くし、免疫力を上げる効果があります。 また、麹が発酵する過程で抽出されるポリフェノールには、"体のさび"をとってくれるアンチエイジング効果も期待できるそうです。ほかにもビタミンB6などのB群や葉酸が多く含まれるため、脳の代謝を上げる働きや疲労回復効果も期待できます。さらに、塩麹は発酵する際、麹の酵素が旨みや甘みを生み出すため、味にコクやまろやかさをプラスしながら塩分控えめに調理することができ、旨み、美容、健康のよいところを併せもったスーパー食材のようです。作り方も、ほぐした麹に塩を混ぜ、ひたひたになるまで水を入れ、直射日光の当たらない場所に1週間寝かせ、1日1回かき混ぜるだけ。といたってシンプル。糠床と違って発酵が終了すると、毎日かき回す必要も無く手軽なのも人気の秘密のようです。外食チェーン店もすでにメニューに取り入れているようです。今まであまり目だたなかった「塩麹」ですが利用方法を変えただけでこんなにブームになるとは凄いですね。他にも利用方法を変えるだけで、ヒット商品になりそうなものがあるかもしれませんね。
なにかと乾燥しやすい時期ですね。
空気が乾燥しているのに加えて、エアコンの暖房でお肌や唇が乾燥して・・・という方も多いのではないでしょうか。実はお味噌は乾燥に効果的なんですよ。味噌はセラミド成分を含有しており、水分保持に有効に働きます。同じくセラミド成分を含むコンニャクと、「こんにゃくの味噌煮」なんていかがでしょうか。さらに良質なたんぱく質と脂質を含む豚肉と、新陳代謝を高めるしょうがをプラスしたら、肌の潤いを維持できるそうですよ。味噌とこんにゃくで潤いキープ!
1位: 音楽業界
2位: 放送業界
3位: 映画業界
4位: 広告業界
5位: 出版・新聞業界
6位: 旅行業界
7位: アパレル業界
8位: ゲーム業界
9位: レジャー施設業界
10位: アニメ・漫画業界
参照:オリコン
今年は辰年ですね。龍は、急流の「竜門」を魚が登りきると龍になるという「登龍門」の伝承があり、とても縁起の良いものとされているそうです。今年の景気も、龍のように勢い
よく上昇してくれるといいですね。
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