日出味噌醸造元TOP > 日本の食卓向上通信バックナンバー > 2015年11月号
農林水産省によると、魚介類の消費量は、平成13年をピークに減少を続け平成25年には3分の2まで減少しているそうです。魚のおいしい食べ方や旬などの情報を消費者に伝えてきた鮮魚店の減少もその要因のようです。そんな背景を受け、各地の漁連・漁協が魚の本当の美味しさを知って欲しいとの思いから「プライドフィッシュ」というプロジェクトを進めているそうです。
そこで今月の「ニュースな食ワード」は「プライドフィッシュ」について特集してみたいと思います。
「プライドフィッシュ」とは、各都道府県の漁連・漁協が自信を持って勧める、旬の「漁師自慢の魚」の事です。美味しい魚を食べた時の感動をたくさんの方々に知ってもらうために、全国的な情報発信やPRイベント活動を行っています。「プライドフィッシュ」の選定基準は、「本当においしい漁師自慢の魚であること」「地元で水揚げされたものであること」「旬を明確にした魚であること」「独自に設けている基準(サイズ、水揚げ海域等)をクリアしている魚であること」で、魚だけではなく、海藻や貝類を含む魚介類全般が対象です。春夏秋冬ごとに、それぞれの季節に旬を迎える魚の中から「プライドフィッシュ」を1種ずつ選定。1年で4種のピックアップを3年間続け、最大で各県域12種の「プライドフィッシュ」を決定します。魚離れが進んでいるとはいえ、実は「健康に良いので魚をもっと食べるようにしたい」と思っている主婦がなんと95%もいるのが実状です。「プライドフィッシュ」は魚の真の美味しさを知っている漁師として、”思わず感動せずにはいられない魚の本当のおいしさをもっとたくさんの人に知ってもらいたい””週末や旅行先でとびきりおいしい魚を食べたいという声に応えたい”という強い思いから生まれたプロジェクトです。メジャーな魚だけでなく、まだ全国的に注目されていない地元ならではの魚もあるようなので、漁師のプライドをかけて厳選した各地の「プライドフィッシュ」を味わうための旅行プランも面白そうですね。
1位:だいこん
2位:たまご
3位:餅入り巾着
4位:ちくわぶ
5位:牛すじ串
6位:はんぺん
7位:こんにゃく
8位:しらたき
9位:厚揚げ
10位:がんもどき
参考:goo
10/31は「ハロウィン」ですね。街のディスプレイもオレンジ一色です。「ハロウィン」市場はこの4年で倍増し、今年は1,200億円もの市場規模が見込まれているそうです。実際、昨年のハロウィンの経済効果は1,100億円に上り、バレンタインデーの1,080億円、ホワイトデーの730億円を抜き去り、既に6,740億円のクリスマスに次ぐ大イベントとなっています。
「ハロウィン」の場合は、クリスマスと同様、お菓子や料理だけでなく、コスチュームやディスプレイ商品など、幅広い分野で経済効果があるのが要因でしょうか。「ハロウィン」効果恐るべしです!
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