日出味噌醸造元TOP > 日本の食卓向上通信バックナンバー > 2016年10月号
「生芋こんにゃくスムージー」って聞いた事ありますか?近頃、生芋こんにゃくには「グルコシルセラミド」というセラミドの一種が豊富に含まれていて、肌水分量が増加することが証明され美肌効果があると話題となっているそうです。そこで今月の「ニュースな食ワード」は「生芋こんにゃくスムージー」について特集してみたいと思います。
一般的なこんにゃくはこんにゃく芋から精製された「こんにゃく粉」を使用したもので、主成分は食物繊維のグルコマンナンで便通には効果的ですが、潤い成分のグルコシルセラミドはほとんど含まれていません。グルコシルセラミドを含むのは、こんにゃく芋から作られる「生芋こんにゃく」で、原材料名には「こんにゃく芋」と表示されているものです。加齢などにより肌の細胞と細胞の間を埋めるセラミドなどの脂質量が減少すると、細胞同士の結合が弱まり、肌内部の水分が蒸発しやすくなる為、肌のハリ低下、肌荒れ、小ジワの原因や外部からの刺激にも弱い肌になりますが、生芋こんにゃくから抽出したグルコシルセラミドをとると、肌でセラミドの合成に関わる酵素が増加し、セラミド生産が高まったり、肌水分量が増加することが確認されています。こんにゃく芋に含まれる水溶性食物繊維のグルコマンナンは、こんにゃくを水酸化カルシウムで凝固させる過程で不溶性食物繊維となり、この結合は非常に強固で消化もほとんどされなく、グルコシルセラミドはそのままでは吸収されにくいので、こんにゃくをスムージー状にし組織を小さく壊すことで、すき間からグルコシルセラミドを出やすくするのが「生芋こんにゃくスムージー」です。セラミドは脂溶性のため、少し油を加えると更に効果的です。作り方はだいたい同量の生芋こんにゃくと豆乳等をミキサーに入れてドロドロになるまで撹拌します。そこにゴマやきな粉、バナナ、はちみつ、ヨーグルトなどお好みのものを入れてさらに撹拌するだけです。生芋こんにゃくは下茹で無しで使用可能。また生臭さも無いので様々な食材との相性も抜群です。またグルコシルセラミドは、加熱しても壊れることは無いので温めてホットスムージー、スープとして飲んでもOKとの事です。ちなみに、ミキサーがない人は糸こんにゃく状の生芋こんにゃくを細かく刻んで使用してもいいそうです。美肌効果だけでなく、低カロリーで満腹感も得られるのでダイエットにもオススメですよ。
1位:スイーツやデザート
2位:アイスクリーム
3位:ジュースなどの清涼飲料水
4位:から揚げ等の揚げ物、串焼き類
5位:スナック菓子
6位:チョコレート
7位:パン
8位:お茶系ドリンク
9位:缶ビール
10位:肉まんなどの中華まん
参考:goo
秋を代表する味覚としてサンマを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。しかし江戸時代中期頃は好んで食べられる魚ではなかったようです。当時、魚は脂の少ない淡白なものが上品とされ、サンマの様な脂の多い魚は下品とされていました。当時のサンマは食べる為ではなく、主に灯油用の油を取る為に用いられていたようです。しかし江戸267年の間に1798回も頻発に火事があったのと、人口増加によって食べ物について好き嫌いを言っている場合ではなくなり、安かったサンマが江戸の庶民の食べ物として定着していったそうです。ただ、それでも武士たちは形が小刀に似ているという理由で、サンマを食べることを避けていたようです。
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