日出味噌醸造元TOP > 日本の食卓向上通信バックナンバー > 2017年2月号
血液が若返る、ぐんぐん痩せる、生活習慣病を予防するなど、魔法のような調味料「豆乳オリーブオイル」が近頃話題のようです。そこで今月の「ニュースな食ワード」は「豆乳オリーブオイル」について特集したいと思います。
「豆乳オリーブオイル」とは、豆乳+オリーブオイル+すし酢を混ぜた調味料です。豆乳の原料の大豆はタンパク質、脂質、糖質、食物繊維、ミネラルなどをバランスよく含みます。また大豆タンパクにはコレステロールや血圧を下げる効果があり、動脈硬化や肥満が予防できます。牛乳と比べカリウムやマグネシウム、鉄分、葉酸など微量栄養素が豊富なのも魅力的です。
一方オリーブオイルは酸化しにくいオレイン酸が主成分です。熱に強く、加熱してもビタミンEやビタミンA、ポリフェノールなどが損なわれません。
「豆乳オリーブオイル」の作り方は簡単です。ボウルに豆乳100mlを入れ、オリーブオイル40mlを少量ずつ入れて泡だて器で混ぜ、そこへ大さじ1のすし酢を加えるとでき上がりです。豆乳は成分無調整のもの、オリーブオイルは、品質が高いエキストラ・ヴァージンオリーブオイルを使うのがポイントです。できあがった豆乳オリーブオイルは煮沸消毒した保存瓶に入れ、冷蔵庫で保管。保存の目安は5日程度です。時間の経過とともに油が少しずつ分離するので、その場合はスプーンで底を混ぜてください。調理に塩を使わなくても深い旨味を感じたり、豆乳のほのかな甘さで砂糖不要でもOKです。少量で味に深みが生まれるので調味料の使いすぎによるカロリーオーバーも防ぎます。ドレッシングやマヨネーズ代わりにサラダにかけたり、ポテトサラダに混ぜてもコクがでて美味しくなるそうです。オリーブオイルがベースだから、炒め物の油としても使えます。
オリーブオイルと豆乳両方に含まれるビタミンEには免疫力を高める効果もあります。豆乳に含まれるイソフラボンには更年期症状の軽減作用も期待できます。現代人を襲う突然死の約9割が急性心筋梗塞をはじめ、脳血管疾患や大動脈解離など、血管の老化に関わるもので原因は食生活の欧米化だそうです。肉などの動物性脂肪に多く含まれる「アラキドン酸」が魚に含まれるEPAより優位になると、体内で「炎症」が起きやすくなり、炎症が動脈で起きると動脈硬化が進行します。このアラキドン酸は植物油でも合成されることが分かっています。魚に多く含まれるEPAは、炎症反応を予防、抑制する働きを持っていますが、熱に弱いという欠点もあり、この欠点を補うのが、オリーブオイルなのです。これまで炒めものなどに多く使ってきた植物油をオリーブオイルに置き換えるだけで、血管にやさしい食事が可能になるそうです。健康の為に試してみてはいかがでしょうか?
1位:カフェインを摂取する
2位:冷たい水で顔を洗う
3位:ストレッチする
4位:常に充分な睡眠をとる
5位:ガムをかむ
6位:エナジードリンクを飲む
7位:明るい光を浴びる
8位:フリスクなどを食べる
9位:姿勢をよくする
10位:ツボを押す
2月3日は節分ですね。節分には邪気を追い払う為に古くから豆撒きが行われていますね。豆(穀物)には生命力と魔除けの呪力が備わっているという説と、語呂合わせで「魔目(まめ)」が鬼の目に投げつけて鬼を滅する「魔滅」に通じ、邪気を追い払い一年の無病息災を願うという意味合いがあるようです。また近年はコンビニでも扱うようになり「恵方巻」も全国的にメジャーになりましたね。恵方巻には7種類の具材を使うとされ、七福神にちなみ商売繁盛や無病息災を願って福を巻き込むという説と、太巻きを逃げた鬼が忘れていった鬼の金棒に見立て、鬼退治と捉える説があるようです。皆様のお宅はどちら派ですか?ちなみに今年の恵方は北北西のようです。
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