日出味噌醸造元TOP > 日本の食卓向上通信バックナンバー > 2017年3月号
Twitterなどで話題となった珍しい自販機がとうとう今月東京にも上陸したとの事。
そこで今月の「ニュースな食ワード」はそのユニークな自販機について特集してみたいと思います。
そのユニークな自販機で売られているものは、なんと「出汁(だし)」。広島県呉市にある「二反田醤油」の"焼きあご"入りの「だし道楽」という商品です。山陰や九州地方ではトビウオの事を「あご」と呼びます。一説では、顎(あご)が落ちるほど美味しいというのがその呼び名の由来なんだそうです。この自販機では、焼きあご・昆布入りの「だし道楽」と、焼きあご・昆布に加えて宗田節が入った「だし道楽PREMIUM」の2種類が販売されています。「だし道楽」は上品であっさりとした甘みが、「だし道楽PREMIUM」はコク深く豊かな薫りが特徴との事。どちらも500ml入りで、ボトルの中にはなんと"焼きあご"が一尾丸ごとと"昆布"そのものが入っているのが見えビジュアル的にもインパクトがあります。プレミアムには更に"宗田節"も入っているそうです。自販機で売り始めたいきさつは、「だし道楽」を広く知って欲しいという思いから、うどん店をオープンし、そこでも商品を売っていましたが、10時半から14時半という営業時間以外にも購入したいというお客様の声が広がり、店頭に自販機を設置し24時間販売できるようにしたのが始まりのようです。自販機は現在全国に37ヶ所あるそうですが、設置場所にも特徴があり、いずれも「三井のリパーク」の一角にあります。「三井のリパーク」は広島のコインパーキングのシェア1位で、広島市内でも特に便利な場所にあり、看板も『緑と黄色』で印象的だったので話し合いを重ね、各地の駐車場のスペースを使用する形で徐々に広がっているそうです。自販機の側面には大きく「だし道楽」と書かれているのが目印。正面下部には「Do not drink. This is a vending of dashi」と外国人でもお茶などと間違わない為の注意書きも書かれています。商品のビジュアルも販路もインパクトありますね。自販機は飲料水といった常識にとらわれない発想、おもしろいですね。
1位:ミニ四駆
2位:フィギュア
3位:写真撮影
4位:プラモデル
5位:トレーディングカードゲーム
6位:DIY
7位:同人誌
8位:ボードゲーム
9位:モデルガン
10位:レゴブロック
参照:goo
3月3日は桃の節句ですね。節句には1月7日の人日/七草の節句、3月3日の上巳/桃の節句、5月5日の端午/菖蒲の節句、7月7日の七夕/七夕の節句、9月9日の重陽/菊の節句の五節句あるそうです。奇数(陽)の重なる日は、陰になるとして、その邪気を避ける為の行事が行われ、季節の旬の植物から生命力をもらい、邪気を祓うという目的から始まったそうです。たしかにそれぞれの行事にちなんだ食べ物がありますね。1月だけは1日(元旦)を別格として、7日の人日を五節句に取り入れたそうです。ちなみに菊の節句は平安時代に宮廷ではお酒に菊の花を浮かべ、「菊のお酒」を賜るのが慣わしだったそうです。
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