日出味噌醸造元TOP > 日本の食卓向上通信バックナンバー > 2017年4月号
キャラ弁から始まり、おにぎらず、わんぱくサンド、お弁当に関する流行ワードが近頃後を絶ちませんね。書店でもお弁当に関する書籍が多く目に入ります。海外のお弁当事情を調べてみましたが、他国はパンとフルーツだけやパンにジャムやチーズ・ハムを挟んだだけとか、もっとシンプルな国が多いように感じました。日本のお弁当は群を抜いて進化しているようで、フランスでは「BENTO」と言うワードが生まれるほど注目されているようです。
そこで今月の「ニュースな食ワード」は昨今の日本のお弁当事情について特集してみたいと思います。
アンケート会社により数値は異なりますので、あくまで目安としてご覧いただけたらと思います。まずお弁当を食べるシーンですが、平日の昼食に食べる人がお弁当購入者の6割強、休日の昼食や平日・休日の夕食が各2〜3割だそうです。【週に1回以上】の頻度でお弁当を食べる人は平均で約5割弱、年代別にみると30代以下の人は6割以上が【週に1回以上】お弁当を食べているそうです。さらに【週に4回以上】食べる人は30代〜50代の方で約3割ともなっています。調達先の総合ランキングの1位は「コンビニで購入」40.4%、2位「スーパーで購入」39.7%、3位「お弁当屋で購入」25.7%、4位「家族の手作り」21.6%、5位「自分の手作り」13.3%で、お弁当は「作る」より、「買う」ほうが多い結果が出ています。お弁当を選ぶ時の重視事項の1位は断トツで「価格」。以下2位「好物のおかずが入っているか」、3位「栄養バランス」、4位「ボリューム」、5位「見た目・彩り」となっています。ちなみに「カロリー」は9位でした。お弁当の購入価格は平均で557円。年代別に見てみると、40代がもっとも安く432円、60代以上がもっとも高く654円となっています。男女別では、男性の平均価格は553円、女性の平均価格は584円と女性のほうが高い傾向があります。手作りお弁当の人のおかずは「お弁当用に当日に調理した手作りのおかず」「冷凍食品」が5〜6割、「お弁当用に前日に調理した手作りのおかず」「夕食・朝食などの残り物を利用」が4割強となっています。ビジネスマンや主婦、一人暮らしの高齢者など、それぞれお弁当事情は違うと思いますが、お弁当が日本人の生活に密着していることは確かですね。
1位:騎士団長殺し-第一部 顕れるイデア編- 村上春樹
2位:パズル&ドラゴンズ 5th Anniversary
3位:騎士団長殺し-第二部 遷ろうメタファー編- 村上春樹
4位:応仁の乱 戦国時代を生んだ大乱 呉座勇一
5位:桜井玲香ファースト写真集 自由ということ (撮影)Takeo Dec.
ORICON参照
2017年3月20日付
桜の季節になると桜餅を食べたくなりませんか?桜餅には大きく分けて、関東風の「長命寺」(ちょうめいじ)と、関西風の「道明寺」(どうみょうじ)の2種類がありますね。「長命寺」は享保2年、墨田川沿いにある長命寺の門番・山本新六が、桜の落ち葉掃除に悩まされ、ふと思いついて桜の葉を塩漬けにし、薄い皮に餡を包んだものに巻いて売り出したところ、江戸で大ヒットしたのがはじまりのようです。
一方「道明寺」は大阪の道明寺で、「道明寺粉」を使って保存食として作られたものが起源のようです。「長命寺」「道明寺」どちらの桜餅も桜の葉の塩漬けで包まれています。桜の葉を塩漬けにすることでクマリンという芳香成分が生まれ、独特の風味を醸し出し、桜餅に桜の香りや塩気がついて美味しくなるそうです。皆さんはどちらがお好みですか?
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