日出味噌醸造元TOP > 日本の食卓向上通信バックナンバー > 2018年5月号
「ピット飲食」って聞いた事ありますか?リクルートホールディングスさんが発表した2018年のトレンド予測で飲食分野のトレンドキーワードとして選ばれたものです。そこで今月の「ニュースな食ワード」は「ピット飲食」について特集してみたいと思います。
「ピット飲食」とは、複数の役割を担っている人が、趣味や習い事、副業など本業以外の次の役割に向かう合間に気持ちを切り替える目的で軽く食事をすることを言います。F-1など自動車レースの車が、短い時間で給油やタイヤ交換などをすませる「ピットイン」に由来しているようです。「ピット飲食」がトレンド予測に入った背景には、「働き方改革」があるそうです。働き方の多様化が進み、仕事と育児・家事を両立したり、副業をしたり、また最近は仕事が早く終わるようになり、終業後に資格取得の為の学校に通ったり、プレミアムフライデーのように早めに仕事を切り上げられる日に地域コミュニティ活動やボランティア活動に参加したりなど、一人が複数の役割を持っていることも珍しくない時代になってきています。アンケートによると「働き方改革」推進の影響で、「直近1年での終業時間の変化」に関しては「早まった」と答えた人が22.7%おり、次の役割に向かう間の平日の17〜19時台の時間帯に隙間時間が発生し、軽い飲食を行う時間の余裕ができ始めているようです。また、平日終業後に頭を切り替える必要があると感じている人は84.0%で、その中でも飲食店で切り替えを行う、もしくは飲食店が最適な場所だとした人は、57.0%いたそうです。「頭の切り替えをどのようなシチュエーション、飲食業態で行っていますか?」というアンケートに対しては、シチュエーションに関して多かったのが「駅ナカ・駅近」(51.8%)「自分のオフィスがあるビル内や近い立地」(49.2%)で、飲食業態に関して多かったのが「カフェ」(84.4%)「ファストフード」(44.3%)だそうです。「ピット飲食」で人気の飲食店の条件は、ひとりでも安心して入店できる、ある程度の時間いても大丈夫、静かな雰囲気でゆったり居心地がよい、無料Wi-Fiや充電・電源が利用できるなどがあげられるようです。今まで遅い時間帯からにぎわっていた業態のお店でも、やり方によって早い時間帯からの集客が見込めるかもしれませんね。
1位:北海道
2位:沖縄県
3位:京都府
4位:東京都
5位:大阪府
6位:福岡県
7位:千葉県
8位:神奈川県
8位:奈良県
8位:広島県
11位:長崎県
12位:兵庫県
13位:鹿児島県
14位:石川県
15位:富山県
gooランキング調べ
5月5日は端午の節句ですね。端午の節句は五節句の一つで、奈良時代から伝わる風習で、日本では元は女性が行っていた神事だそうです。端午の節句といえば柏餅を食べる方も多いのではないでしょうか。柏餅のい使われる柏は、古くから神が宿る木とされ、神社や神棚で神に拝する際にパンパンと音が鳴るように手の平を合わせる行為を、柏手(かしわて)と呼ぶのもここから来ているそうです。また、柏の木は新芽が出ないと古い葉が落ちないため、子孫繁栄を象徴するものとして縁起がよいとされ、端午の節句には柏餅が食べられるようになったそうですよ。
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