日出味噌醸造元TOP > 日本の食卓向上通信バックナンバー > 2018年8月号
2018年度より、厚生労働省が定める生活習慣病予防や健康増進に役立つ食事の目安などを基に、バランスの良い健康な食事を提供する飲食店や事業所を認証する制度「スマートミール(Smart Meal)」が新たに始まるそうです。そこで今月の「ニュースな食ワード」は「スマートミール」について特集してみたいと思います。
「スマートミール」とは「外食や中食でも健康に寄与する食事の選択がしやすい環境を整えよう」とする取り組みで、「健康な食事・食環境」を審査し、その「認証基準に適合した食事」のことを言います。1食でしっかりとバランスよく栄養がとれることを目指しているそうで、以下が認証基準のようです。
1.エネルギー量は、1食当たり【450〜650lcal未満(通称「ちゃんと」)】と、【650〜850lcal未満(通称「しっかり」)】の2段階とする。2.料理の組み合わせの目安は、(1)「主食+主菜+副菜」パターン、(2)「主食+副食(主菜、副菜)」パターンの2パターンを基本とする。3.PFC(タンパク質・脂質・炭水化物)バランスが、食事摂取基準2015年版に示された18歳以上のエネルギー産生栄養バランスの範囲(タンパク質13〜20%、脂質20〜30%、炭水化物50〜65%)に入る事とする。4.食塩相当量は、「ちゃんと」が3.0g未満、「しっかり」が3.5g未満とする。5.牛乳・乳製品、果物は基準を設定しないが、適宜取り入れることが望ましい。6.特定の保健の用途に資することを目的とした食品や素材を使用しないこと。の6項目。また上記基準に合った食事の提供のほか、「必要な栄養情報などを、店内、カタログ、注文サイトなどのメニュー選択時に分かるように提供している」「管理栄養士・栄養士が作成・確認に関与している」「店内禁煙である」なども必須条件となります。更に上記必須項目のほか、「主食に精製度の低い穀類を提供していることがメニューの選択時にわかる」「週3日以上魚を提供している」「週3日以上大豆・大豆製品を提供している」「栄養成分表示をしている」「栄養成分表示に飽和脂肪酸の量を示している」「野菜70g以上のメニューを提供している」など、多数のオプション項目があr、クリアしている項目数に応じて1〜3の☆印が表示できるようになるようです。
外食・中食だと、なかなかバランスのとれた食事を管理することが難しいですが、「スマートミール」が導入されれば栄養に関する情報・提供店が誰にでもわかるようになり、食生活の管理がしやすくなり、生活習慣病の低下にもつながりますね。
毎年1回応募され、今年は4月から認証制度の応募がスタートしており、審査などは無料で、認定されれば認証マークを掲示できるようで、題1回の認証は今年9月に行う予定のようです。健康な体を保つためにも「スマートミール」は役立ちそうですね。
夏は汗とともにナトリウムも失われるので、熱中症の予防にも水分と適度な塩分を補給することが大切です。この夏は"冷やし味噌汁"はいかがでしょうか。
味噌は塩分補給だけでなく、原料が大豆なのでタンパク質が豊富です。カリウム、マグネシウム、鉄分などのミネラル、そしてビタミンB1、B2、B6などもバランスよく含まれていて、まさに人間に必要な栄養素の宝庫です。また加熱しないことで、発酵によって生まれる酵素を生きたまま取り入れることもできます。大葉やきゅうり入りの冷やし味噌汁からトマトジュースや豆乳入りの冷やし味噌汁などアレンジは多彩です。味噌には美白効果もあるので紫外線が気になるこの季節にはもってこいですね。
1位:英会話
2位:ピアノ・エレクトーン
3位:習字(書写)
4位:水泳
5位:そろばん
6位:ボールペン字
7位:ダンス
8位:バレエ
9位:空手
9位:英語以外の外国語会話
gooランキング参照
この夏は驚異的な暑さですね。例年以上に「熱中症」に注意しないといけません。昨年7月号の編集後記にも「熱中症」の対処方法を記載しましたが、急にあわてない為に再度おさらいをしてみたいと思います。初期症状の方の場合は、まずは涼しい場所に移動させ、衣服を緩め、「首の前の部分」「脇の下」「足の付け根」の3ヶ所を冷やします。これらは、皮膚のすぐ下を太い血管が走っているところで、流れている血液を冷やす効果があります。意識がはっきりしているならスポーツドリンクなどを飲ませます。意識障害がある時は、誤って水分が気道に流れ込む可能性があるので飲ませない方がいいそうです。万が一熱中症で意識がもうろうとしている人がいたら迷わず119番通報ですよ。
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