日出味噌醸造元TOP > 日本の食卓向上通信バックナンバー > 2018年11月号
ニューヨークやシカゴで話題の「ゴーストレストラン」ってご存知ですか?「ゴーストレストラン」と言ってもお化け屋敷の様なレストランではありません。そこで今月の「ニュースな食ワード」は「ゴーストレストラン」について特集してみたいと思います。
「ゴーストレストラン」とは、看板も無ければ、食事のためのテーブルも椅子もなく、サーブするスタッフもいない、ゴーストのように実態を持たない、実店舗を持たないバーチャルレストランのことです。1つのキッチンに複数のレストランが入っていて、フードデリバリーサービスからオンラインで注文を受け付け、配達します。これまでもピザなどのフードデリバリー専門の飲食業者はありましたが、これらは小さいけれども実店舗がある場合が多く、デリバリーを依頼するか、店舗まで取りに行くかを選ぶことができます。しかし「ゴーストレストラン」は街に店舗はなく、住所不定のキッチンで料理が作られ、それが全域に配達されていく形態です。店舗を構えてレストランを経営するには、客席スペースの為の家賃、給仕スタッフの人件費などの固定費が大きくかかります。立地がいいところになると家賃や人件費も高額になります。
しかし「ゴーストレストラン」は客席スペースを持たないため、席数に応じたキャパシティの限界がありません。キッチンとシェフとデリバリースタッフだけでレストランは成立しますし、立地にこだわる必要もないので固定費を最低限に抑えることも可能です。また新規でお店を開店しようとすると、集客できそうな物件選びから、内装デザイン、内装工事、スタッフの確保と開店準備も長期的になりますが、「ゴーストレストラン」なら短期間で準備する事ができるのも魅力ですね。日本でも「UberEats」などがサービスを展開しています。食に係るものとしては、お客様が喜んでいる姿が見えないことは少しさみしいような気もしますが、来年の消費税増税に伴い、今後「ゴーストレストラン」が増えるかもしれませんね。
1位:カツ丼
2位:牛丼
3位:海鮮丼
4位:親子丼
5位:天丼
6位:うな丼
7位:麻婆丼
8位:イクラ丼
9位:シラス丼
10位:焼き鳥丼
11位:ネギトロ丼
12位:中華丼
13位:サーモンアボカド丼
14位:ロコモコ丼
15位:すき焼き丼
gooランキング参照
10月31日はハロウィンですね。東京渋谷では近年、仮装の大イベントになっているようです。古代ケルトでは、11月1日が新年とされ、大晦日にあたる10月31日の夜に先祖の霊が家族に会いに戻ってくると信じられていたそうです。しかしその時、死者に混じって魔物や魔女もこの世にやってきて、生きている人間から魂を奪うと言われていたため、人間だと気づかれないように人々は仮装をするようになったと言われています。また、仮装は魔除けの意味もあり、悪霊を怖がらせて追い払うという意味もあったようです。つまり魔女や魔物の仮装は自分の身を守るために行われていたものが由来の様です。
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