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心豊かな日本の食卓風景を伝統と共によりよい形で後世に伝えることを考える情報通信 金紋 日出味噌醸造元 日本の食卓向上通信

12月号 Vol.210 2018年11月28日 発行
醤油よりも歴史が古い万能調味料「煎り酒」とは?! Newsな食ワード!

「煎り酒」ってご存知ですか?料理の味つけ用として室町時代から江戸時代中期まで醤油のように使用されていた万能調味料で、お醤油のように使用されていた万能調味料で、お醤油の普及とともに一般的に使用されなくなった幻の調味料ですが、近頃また注目されているそうです。そこで今月の「ニュースな食ワード」は「煎り酒」について特集してみたいと思います。

「煎り酒」の原型は、純米酒に梅干しを入れて煮立て、それを濾したものです。現在は昆布やかつお節などで風味やうま味をプラスするのが主流の様です。作り方は日本酒700cc、梅干し4個、だし昆布10cm角1枚、かつお節30g。これらを鍋に入れて沸騰させ、沸騰したら弱火で3分間煮込みます。材料を入れたままの状態で一晩冷蔵庫で寝かせたら、ペーパータオルで濾して完成です。冷蔵保存で、2週間ほど保存可能のようです。日本酒は米と麹のみで造られた「純米酒」を使用します。うま味成分であるアミノ酸がたっぷりと含まれていて少量で旨味を引き出せます。梅干しは砂糖などが含まれていない昔ながらの塩と赤じそなどで作られた塩辛いタイプで、甘みがあるものは向いていないとの事です。昆布とかつお節はあれば両方あったほうがおいしくなりますが、無ければかつお節だけでも大丈夫のようです。日本酒とかつお節などのうま味、梅干しの塩気と酸味で、醤油とはまた違った、素材の味を引き立ててくれる味わいが注目され様々な料理に取り入れる方が増えてきているそうです。お醤油代わりにお刺身や、炒めもの、煮物、お浸し、サラダ、パスタ、ドレッシングなど、和食だけでなく洋食にも使える万能な調味料です。特に「煎り酒」は魚との相性が抜群で、中でも特に白身魚と合わせるのがおすすめだそうです。お醤油よりも塩分が控えめなのも魅力です。作り方のレシピは一例で、ネット上にも様々な作り方やアレンジレシピがあるので興味のある方は試してみてはいかがでしょうか?

冬のラーメンは「味噌ラーメン」

寒いとラーメンを食べる機会が増えますね。
醤油ラーメン、塩ラーメン、豚骨ラーメンなど色々ありますが、冬といえば味噌ラーメンが食べたくなりませんか?実は効能的な面から見ても味噌ラーメンは冬に適しているそうです。発酵調味料である味噌は代謝促進効果に優れている食材で、血液の循環も促進するため冷えの解消が期待できます。また塩分は新陳代謝を促して体温を上げたり、体内の有害物を解毒したりする作用があります。味噌は醤油や塩に比べ血圧の上昇が軽度であるという研究結果もあり、身体に負担をかけることが少なく塩分を摂取出来ると考えられています。冬の味噌ラーメンは理にかなっているのですね。

懐かしのバブリーワードランキング

1位:ねるとん紅鯨団
2位:アッシーくん
3位:ボディコン(ボディ・コンシャス)
4位:ポケベル(ポケットベル)
5位:ワンレン(ワンレングス)
6位:オバタリアン
7位:ディスコ
8位:マハラジャ
9位:写ルンです
10位:ソバージュ

gooランキング参照

編集後記

今週末の11月30日(金)〜12月2日(日)まで日比谷公園で「ご当地フェスティバル@日比谷公園」が開催されるようです。天然鴨ネギ鍋、天然クエ鍋、北のかにみそ汁、芋煮鍋、白えび雪見鍋、あんこう肝鍋、ジンギスカン鍋、ぼたん鍋等、旬の魚や野菜、キノコ、肉などを使い、各地域の特色を活かした鍋料理が一度に味わえるそうです。鍋だけでも34ブース、またご当地グルメが集まったグルメブースが約35ブース位あるようです。
更に今回は、鍋料理と相性抜群の日本酒が楽しめる「日本酒利き酒まつり」も同時開催され、全国ご当地35酒蔵の日本酒が楽しめるようですよ。

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