日出味噌醸造元TOP > 日本の食卓向上通信バックナンバー > 2019年9月号
「ザジキ」という万能ソースをご存知ですか?夏バテ解消にもってこいなんだそうです。そこで今月の「ニュースな食ワード」は「ザジキ」について特集してみたいと思います。
「ザジキ」とはギリシャの食卓には欠かせないヨーグルトを使った万能ディップソースです。ギリシャではこれを野菜やパンにつけて食べたり、肉や魚を使ったメイン料理のつけあわせにしたりします。他の国にも似たような料理はありますが、ギリシャのザジキは水分が少なめでとろりと濃厚なのが特徴です。「ザジキ」の作り方は、ギリシャヨーグルト(なければ水切りしたヨーグルト)200gに、さいの目に切って塩もみし水気をふき取ったきゅうり1/2本分、おろしにんにく小さじ1、塩少々、オリーブオイルをお好みで混ぜるだけです。ハーブや玉ねぎ、レモンの皮など入れてアレンジすることもあります。ヨーグルトベースのさっぱりしたコクと塩味に、シャキシャキのきゅうりと食欲をそそるにんにくの風味がアクセントとなり、暑い夏にぴったりの味わいなんだそうです。ギリシャヨーグルトはギリシャの伝統的な製法で作られるヨーグルトで、水分(乳清)を取り除いてたんぱく質を濃縮させたヨーグルトなのでクリームやチーズのように固めの質感で濃厚な味わいが特徴です。本場ギリシャでは「ごはんとデザートの中間」という存在だそうで、朝食や間食に食べるだけでなく、「ザジキ」の様にディップやソースとして使用したり、サラダのドレッシングと混ぜたりと料理にも使うことが多いそうで、どんな食事シーンにも大活躍するヨーグルトです。一方、きゅうりには身体を冷やす働きがあると言われ、薬膳料理でも用いられます。また、カリウムも多く含まれ利尿作用や、摂りすぎた塩分を体の外に排出する働きがあるので、むくみの解消も期待できます。実はカリウム不足が夏バテの原因の一つとも言われているそうなので、夏場のカリウムと水分補給源としても、きゅうりは効果的な食材です。ちなみに、きゅうりには「ククルビタシン」という成分が含まれています。ククルビタシンはきゅうりの苦味となっている成分で、きゅうりの端っこ、苦みが強い場所にあり、胃液や唾液の分泌を促進させ、胃の働きを活発にしてくれる働きがあります。また、「抗がん物質」としても研究されている成分で、がん予防の効果も期待できるそうなので捨てるのはもったいないですね。美味しいだけでなく体にも優しい「ザジキ」は簡単に手に入る材料でできるので試してみてはいかがでしょうか。
夏はどうしても胃腸の働きが鈍りますね。これは体内に必要な栄養分や水分を消化吸収し運搬する重要な臓腑「脾」の働きが悪くなるからだそうです。「脾」が正常に働かないと、胃腸の消化吸収が悪くなるばかりでなく、気も不足し、水分代謝がうまくいかず、体がだるい、むくみ、息切れ、疲れやすいといった症状が起こりやすくなります。そんな時は「南蛮味噌」はいかがでしょうか?青唐辛子に含まれる「カプサイシン」には代謝の促進、血流改善、冷え性予防、食欲増進、疲労回復効果、老廃物の排出、コレステロール値を下げる等と言った効果が期待できます。また味噌にも消化促進、整腸作用、胃の粘膜を守る働きがあります。青唐辛子はちょうど7月から9月が旬なので、手作りの「南蛮味噌」を試してみるのもいいですね。
1位:東京駅
2位:姫路城
3位:金閣寺(鹿苑寺)
4位:清水寺
5位:厳島神社
6位:東京スカイツリー
7位:五稜郭跡
8位:梅田スカイビル
9位:横浜ランドマークタワー
10位:あべのハルカス
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ぶどうが出回ってきましたね。ぶどうは保存する際に洗うのではなく食べる直前に洗うのがいいそうです。ぶどうの皮には、ブルームといって白い粉のようなものが付いています。これは、ブドウ自身が分泌している成分で鮮度を保つ役割を果たしますので、洗ったり擦ったりして取らないように保存するのがいいそうです。冷蔵保存は房をつけたままの場合は、1房ずつくしゃくしゃにした新聞紙に包んで、また房から外す場合は、1粒ずつ2〜3mm程度枝を残してキッチンばさみなどで切ってタッパーなどに入れて冷蔵庫の野菜室で保存するのがいいそうです。賞味期限は房付きの場合は3〜5日程度、房から外した場合は1週間程度だそうですよ。
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