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心豊かな日本の食卓風景を伝統と共によりよい形で後世に伝えることを考える情報通信 金紋 日出味噌醸造元 日本の食卓向上通信

年号 Vol.223 2020年1月6日 発行
食品ロスに!「フードドライブ」「食品トロック」とは? Newsな食ワード!
フードドライブ

食べ残し、売れ残りや期限が近いなど様々な理由で、食べられるのに捨てられてしまう食品「食品ロス」が世界的に問題になっています。日本の食品ロス量は年間643万トンと推計されており、毎日大型の10トントラックで約1,700台分の食品を廃棄しているそうです。その対策として、包装の傷みなど品質に問題がないにもかかわらず市場で流通できなくなってしまった食品を、食品メーカーや外食産業などの企業から寄付を受け生活困窮者などに配給する活動「フードバンク」は以前からありました。しかし、食品ロスのうち事業系は352万トン、家庭系は291万トンと、予想以上に家庭からの廃棄量も45%も占めているのが実情の様です。そこで今月の「ニュースな食ワード」は家庭系の食品ロス対策の取組みについて特集してみたいと思います。

まずは「フードドライブ」という取組みです。「フードバンク」は企業からの寄付ですが、「フードドライブ」は、主に家庭で食べきれない食べものを寄付してもらうしくみです。買いすぎたとか、もらったけどいらないなど「食べられるけど、うちではいらない」という食べものを、自治体のイベントや学校、職場等に持ち寄りそれらをまとめて地域の福祉団体や施設、フードバンクなどに寄付します。
また、昨年の12月14日には家庭で使わないままになっているレトルト食品や缶詰などを持ち寄って交換する「食品トロック」と呼ばれる全国でも珍しい取組みが、奈良県生駒市で行われたそうです。「トロック(TROC)」は、フランス語で物々交換の意味。「食品トロック」の対象は、レトルト食品や缶詰、乾物など生鮮食品を除く賞味期限内の未開封の食べ物や飲み物で、参加した人たちは、持ち込んだ品と同じ数の品を選んで交換できるそうです。「フードドライブ」の様な寄付と違い「食品トロック」は使わない食品と、自分が欲しい食品と交換できるので皆が楽しめたり、どんなものがあるか探すワクワク感もあるのも魅力です。「フードドライブ」も「食品トロック」もあまり報道されていないのでまだまだ認知している人が少ないようです。
食品ロスはもったいないだけではなく、ごみ処理に伴うCO2排出や焼却後の灰の埋め立て等による環境問題も考えられます。企業だけでなく家庭の食品ロスも減らすこのような取組み、どんどん広まるといいですね。

令和初の「七草粥」「ここがミソ」コラム
七草粥

明日は七草粥の日ですね。1年の無病息災を願いつつ、年末年始の食べすぎによる正月太りやむくみ解消も期待できる「七草粥」。関東では一般的にセリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロの「春の七草」を使うのが主流のようですが、地域によっては七草すべてが使用されるわけでなかったり、使う食材が異なるようですね。皆様のご家庭やご実家ではいかがでしたか?今はスーパーでも春の七草がパックになって売られているので簡単に準備する事が出来ますね。味付けに少しお味噌を入れてもコクが出ておいしいですよ。令和初の七草粥、皆様はどうされますか?

難しすぎて読めない「動物の漢字」ランキング

1位:膃肭臍:オットセイ
2位:樹懶:ナマケモノ
3位:飯匙倩:ハブ
4位:山原水鶏:ヤンバルクイナ
5位:豪猪:ヤマアラシ
6位:篦鹿:ヘラジカく
7位:山楝蛇:ヤマカガシ
8位:氈鹿:カモシカ
9位:儒艮:ジュゴン
10位:鸚哥:インコ

gooランキング参照

編集後記
門松

あけましておめでとうございます。
新春恒例の2020年のラッキーカラーのご紹介です。Dr.コパさんによれば、2020年ラッキーカラーは「グリーン」「茶色」「ゴールド」だそうです。「グリーン」は蘇り再生する色。「茶色」は大地の色、土台(家庭)が安定する色。「ゴールド」は21世紀を通してのラッキーカラーで金運が高まったり、タイミングが良くなる色だそうです。ラッキーカラーを身に着けて神社仏閣巡りをしたら、開運のパワーがさらにアップするそうです。

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