日出味噌醸造元TOP > 日本の食卓向上通信バックナンバー > 2020年12月号
味噌と同じ発酵品のぬか床。野菜を漬けてぬか漬けにしたり、肉や魚を漬けて食感や風味をよくしたりと”甘くないものを漬ける”というイメージがあるかもしれませんが、実は甘酸っぱいフルーツを漬けると、これまた美味しくなるそうです。
そこで今月の「ニュースな食ワード」は「フルーツぬか漬け」について特集してみたいと思います。
「フルーツぬか漬け」とはその名前の通り、ぬか床に野菜ではなく果物を漬けたものです。ぬか床には、ナトリウム、カリウム、リン、ビタミンA・B6などのビタミン・ミネラルが豊富に含まれており、整腸作用やリラックス作用、免疫力の向上などが期待できます。また、ぬか床1gに含まれる乳酸菌は10億個ともいわれており、他の発酵食品と同様、毎日食べることで腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整えてくれます。そのぬか床に果物を漬ける事で、果物そのものが持つビタミン・ミネラルに加え、ぬか床の豊富な栄養素を一緒に摂取する事ができる為、美容と健康に効果的なんだそうです。味はフルーツの酸味に、ぬか床の乳酸菌の香りがプラスされ、爽やかで新食感のフルーツを味わう事ができるそうです。「フルーツぬか漬け」には、りんご・梨・パイナップル・キウイなど熟れ切っていない硬めの果実がおすすめです。スイカやメロンの皮や、イチジク・マンゴー・あんずなどのドライフルーツを漬けても、しっとりおいしく仕上がるそうです。「フルーツぬか漬け」を作る時の注意点は1・果実は野菜に比べて糖分が多く発酵が進みやすく形が崩れてしまうので長く漬けすぎない。2・ぬか床に果実のくずが残らないように、排水溝などに使うネットに入れて漬けると果実の取り残しが無く清潔に使用できるようです。3・果物は大きめに厚く切るといいそうです。りんごや梨はよく洗い8等分して芯を取り皮付きのまま、キウイは皮をむき半分に輪切り、ドライフルーツは軽く洗って水分を取ってぬか床へ漬けます。浅漬けの場合は8〜10時間程度、しっかり漬けたい場合は1日程度漬けるのが目安です。保存する場合は、ぬかが付いたまま冷蔵庫で保存し、1〜2日間おいしくいただけるようですが野菜より発酵が進みやすいので早めに食べるのがいいようです。渋柿もぬか床に漬けると美味しく頂けるそうですよ。
近頃また新型コロナウィルス感染者が増加傾向にありますね。以前にもお味噌汁は免疫力アップに効果的と書きましたが、なかなか毎日お味噌汁を飲むことができない方もいらっしゃるのではないでしょうか?かつお節や顆粒だしと味噌、乾燥具材を合わせ、1食分ずつ丸めてラップで包むだけ。冷凍用保存容器に入れれば、冷凍もできます。冷蔵で約1週間、冷凍なら約1ヵ月保存可能との事。冷凍しても味噌は凍らないので、お湯をかけるだけですぐに食べられます。具材もかつお節、とろろ昆布、乾燥麩、高野豆腐、乾燥わかめ、乾燥あおさ、桜えびなど何パターンか作っておけば飽きることもなさそうです。お湯を注ぐだけなので、朝のコーヒーの代わりやお弁当と一緒に持って行ってマグカップで飲んだりできそうです。こんな時だからこそ積極的にお味噌汁と仲良くしてみてはいかがでしょうか?
1位:孤独のグルメシリーズ
2位:きのう何食べた?
3位:ラーメン大好き小泉さん
4位:グランメゾン東京
5位:ランチの女王
6位:深夜食堂シリーズ
7位:新美味しんぼ
8位:ワカコ酒シリーズ
8位:美食探偵 明智五郎
10位:忘却のサチコ
※「飯テロ」とは食べられない人の前で、激しく食欲を沸き立たせる振る舞いの事だそうです。
gooランキング参照
東京駅で大規模な「虫グルメフェス」が開催されているそうです。昆虫食はその見た目とは裏腹に、高タンパクで良質な脂肪、ビタミン、ミネラル、食物繊維など栄養価の高いスーパーフードでありながら飼育のコストが低く、さらに温室効果ガスの発生が少ないことからサスティナブルな食材として注目されています。イベントでは昆虫のおつまみや飲み物を提供する飲食店が参加し、気軽に昆虫食を試せたりテイクアウトできるそうです。期間は11/26(木)〜11/29(日)で開催時間は日によって違うようです。今週末も開催されているようなので、興味のある方はいかがでしょうか?但し、こんな時期なのでスケジュールが変更になる可能性もあるので、開催時間含め開催状況は予め確認してみて下さいませ。
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