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心豊かな日本の食卓風景を伝統と共によりよい形で後世に伝えることを考える情報通信 金紋 日出味噌醸造元 日本の食卓向上通信

3月号 Vol.237 2021年2月28日 発行
砂糖不使用!低カロリーの「発酵あんこ」とは? Newsな食ワード!
ケフィア

「発酵あんこ」って聞いたことありますか?一般的なあんこより低カロリーかつ糖質オフになるそうで、ダイエット中のスイーツとしてもおすすめとの事。
そこで今月のニュースな食ワードは「発酵あんこ」について特集してみたいと思います。

「発酵あんこ」とは、砂糖を使わず、小豆と米麹の発酵で作られる自然な甘みが魅力のあんこのことです。発酵食品である麹には善玉菌がたっぷりと含まれている為、腸内環境を整えてくれる上、善玉菌自体を体内に取り込むことができます。小豆の豊富な食物繊維と合わさると更に便秘解消やダイエット効果も期待できます。小豆はビタミンB1が豊富で、糖質の代謝を促進し、疲労回復効果が期待できます。米麹の原料はお米なので、比較的糖質が高めですが、小豆の持つビタミンB1がその糖質の代謝を促進してくれる為、糖の吸収を抑えることができます。抗酸化作用が高いポリフェノールも豊富なので、シワやシミを防いでくれる美肌効果や老化を引き起こすとされる体内の酸化も防いでくれるので、アンチエイジングにも効果的です。冷え性や貧血を改善する鉄分も豊富で、ほうれん草の約3倍も含まれ貧血気味の女性には強い味方。また小豆の外皮には「小豆サポニン」という利尿作用のある成分が含まれており、むくみ改善や血液サラサラ作用があるそうです。「発酵あんこ」の作り方は、小豆100gと小豆が浸る程度の水を鍋に入れ、沸騰したら弱火で5分煮てザルに上げて水気を切りあく抜きします。小豆を鍋に戻し、水300mlを加え、弱火で1時間煮ます。少し冷ました小豆(60度以下)と米麹を炊飯器に入れ、よく混ぜます。炊飯器を保温モードにして、フタを開けたまま濡れ布巾をかぶせ、8時間置いたらできあがりです。ポイントは、米麹は小豆を少し冷ましてから混ぜる事。米麹に含まれる発酵微生物「麹菌」は、生き物なので、アツアツの小豆に混ぜると死んでしまいます。「発酵あんこ」を甘い味に仕上げるには、この「麹菌」の働きが必要不可欠です。小豆の温度は、60〜65度位の温度で最も活発に働きます。保温している間は、炊飯器のフタを閉めると内部の温度が上がり過ぎて、十分な甘みが出ないことがあるので閉めない事。濡れ布巾をかぶせるのは、中を乾燥させない為。たまに清潔なスプーンでよく混ぜ、水気があまりにも少なくパサパサしている場合は、水を少し加えて全体を馴染ませるのが良いようです。完成した「発酵あんこ」は、常温では保存が効かないので、冷蔵するか冷凍します。冷蔵した場合の日持ちは2〜3日位。保存用袋に入れ、中の空気を抜いて冷凍すれば、1ヵ月ほど日持ちします。インターネットで検索すると圧力鍋やヨーグルトメーカーや魔法瓶、普通のお鍋で作る方法もあるようなので、お手持ちの調理器具で試すのもいいですね。出来立ては温かくて、ぜんざいやお汁粉風。冷蔵庫で一晩おくと、しっとりとしたあんこ風になるそうです。粒あんが好きな方はそのままで、こしあんが好きな方はブレンダーなどで混ぜるといいそうですよ。

甘酒と味噌汁で花粉症対策!「ここがミソ」コラム

今月の「ニュースな食ワード」では「発酵あんこ」を特集しましたが、炊飯器を使った調理法なら小豆をお粥に代えれば8時間後には米麹の甘酒を作ることができるそうです。今年は例年以上に花粉の飛散が多いと言われていますが、甘酒は「飲む点滴」とも呼ばれるほど、栄養価が高いことで有名なスーパードリンク。花粉症などのアレルギー疾患は、腸内の善玉菌と悪玉菌のバランスが乱れることによって起こりやすくなりますが、甘酒には「腸内環境を整える効能がある」と言われ、甘酒を摂取することによって腸内環境が整い、腸内の炎症が抑えられる事で、アレルギー症状が改善されることがあると言われているそうです。毎年この時期の「ココが味噌コラム」でも記載しておりますが、味噌にも『花粉症抑制効果』があるとされています。甘酒と味噌で花粉症対策いかがでしょうか?

ご当地グルメがうますぎる!都道府県ランキング

1位:北海道/海鮮丼・ジンギスカン 他
2位:大阪府/たこ焼き 他
3位:宮城県/牛タン焼き 他
4位:福岡県/博多ラーメン 他
5位:愛知県/ひつまぶし 他
6位:広島県/お好み焼き 他
7位:宮崎県/チキン南蛮 他
8位:福島県/喜多方ラーメン 他
8位:沖縄県/沖縄そば 他
10位:香川県/讃岐うどん 他

gooランキング参照

編集後記

3月3日は「ひな祭り」ですが、「耳の日」でもあるそうです。
難聴と言語障害を持つ人々の悩みを少しでも解決したいという願いから、昭和31年に社団法人日本耳鼻咽喉科学会が3月3日を「耳の日」とした制定しました。「3(み)月3(み)日」という語呂合わせと、「3」が耳の形に似ている事、電話の発明者として有名なアレクサンダー・グラハム・ベルの誕生日である事が由来と言われています。アレクサンダー・グラハム・ベルは聴覚障害の「ろう教育」に力を注いだことでも有名だそうです。
耳が健康な人は、普段は耳の事をあまり意識しないかもしれませんが、「耳の日」には耳の大切さを意識し感謝したいですね。

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