日出味噌醸造元TOP > 日本の食卓向上通信バックナンバー > 2021年5月号
インドネシア発祥の大豆発酵食品の「テンペ」ってご存知でしょうか?お肉のような食べ応えがあることから、お肉の代替えとして、世界中のヴィーガン(完全菜食主義)やヘルシー志向の方に注目されています。日本でもナチュラルフードのお店や一部のスーパーでも見かけるようになりましたが、まだ手に取った事がない方も多いのではないでしょうか?そこで今月のニュースな食ワードは「テンペ」について特集してみたいと思います。
「テンペ」とは、茹でた大豆に「テンペ菌」を植え付け約30℃で24時間ほど発酵させて作られる、インドネシアで400年以上も昔から親しまれてきた発酵食品です。インドネシアでは宗教上、肉を食べない方が多く、代わりに「テンペ」を食べることが多いようです。日本の大豆の発酵食品というと「納豆」が代表的ですが、「テンペ」は納豆ほど、においや味が強くないので料理にも取り入れやすいそうです。「テンペ」の大豆の周りには白っぽい菌糸が見られますが、納豆のようなネバネバ感はほとんどありません。栄養面では、タンパク質やビタミン、食物繊維などが多く含まれています。食物繊維は腸内環境のバランスも整えてくれます。また、大豆に含まれるポリフェノールやイソフラボンは抗酸化作用があり、アンチエイジングにも効果的で、発酵により酵素の力で分解される事で、より体内に吸収されやすくなるそうです。女性ホルモンに似た働きをするイソフラボンもテンペ菌により身体に吸収されやすい形になる為、女性疾患の予防にも役立つと言われています。またコレステロール値の低下、更年期障害の軽減や血圧降下作用、糖尿病などの生活習慣病の予防にも役立つと言われています。ふくよかな香りとお肉のような食感が特徴的で、東南アジア一帯では炒め物や煮物、揚げ物に使われるのが一般的のようです。ヘルシーな上に栄養価も高い「テンペ」気になりますね。
山椒の若葉「木の芽」が出回りましたね。山椒の葉は春先から初夏にかけてが食べ頃で、それを過ぎると香りや苦みもぐんと落ちてしまいがちですので、この時期に「木の芽味噌」を作ってみてはいかがでしょうか?「木の目味噌」は高級料理のイメージですが、意外と簡単にできそうです。作り方は砂糖大さじ3、日本酒大さじ2、みりん大さじ1を鍋に入れ弱火にかけ、アルコールをとばし、白味噌100gを入れ混ぜ合わせます。木の芽(ひとつかみ)は洗って水気を切り軸から外し擦りつぶします。混ぜ合わせておいた味噌を3回位に分けてスリコギで混ぜ合わせたら出来上がりです。
同じくこの時期に出回る旬のタケノコとも相性が良いので「タケノコの木の芽和え」で春を堪能してみてはいかがでしょうか。
1位:おもちゃのまち駅:栃木県
2位:乙女駅:長野県
3位:さくらんぼ東根駅:山形県
4位:フルーツパーク駅:静岡県
5位:姫駅:岐阜県
6位:ラベンダー畑駅:北海道
7位:すずらんの里駅:長野県
8位:恋し浜駅:岩手県
8位:こどもの国駅:神奈川県
10位:御花畑(芝桜)駅:埼玉県
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5月2日は八十八夜です。立春から数えて88日目が八十八夜で、日本の大半の地域ではこの日から後に霜が降りることはめったになく、農家が霜の被害から解放される目安とされてきた日で、霜は夜の間に降りるので「八十八日」ではなく「八十八夜」の名が付いたといわれているそうです。八十八夜は初夏の到来を告げる季節の変わり目で、種まきなど農作業の目安とされました。「米」の字を分解すると「八十八」になることから、八十八夜は稲作に従事する人々にとって特に重要な日とされてきました。また古くから八十八夜に摘んだお茶の葉は極上とされ、八十八と末広がりで縁起の良いこの日にお茶を飲むと寿命が延びるといわれてきたそうですよ。
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