日出味噌醸造元TOP > 日本の食卓向上通信バックナンバー > 2022年3月号
韓国の健康美容スープ『プゴク』ってご存知でしょうか?韓国人の美容と健康を支えている家庭料理の一つなんだそう です。そこで今月の「ニュースな食ワード」は『プゴク』について特集してみたいと思います。
「プゴ」とは干しダラを、「グッ」はスープを意味し、「干しダラのスープ」の事です。『プゴク』は日本でいう お味噌汁のようなもので、韓国では家庭料理として古くから親しまれているそうです。『プゴク』で使われている「干し ダラ」は、獲りたてのスケトウダラの内臓を取り除いて1カ月ほど干したもの。「干しダラ」は、生の状態のタラよりも タンパク質を2倍も多く含んでいると言われています。熱を加えると身がほぐれやすく消化にも優しい上、デトックス 効果も期待できます。またビタミンやカルシウム、鉄分などが豊富に含まれており、美容と健康効果が高いと言われて います。「干しダラ」に含まれているたんぱく質には、アルコールを分解するのに重要な役割を果たすアミノ酸のアスパ ラギン酸、アラニン、グルタミン酸、グリシン、リシン、メチオニンなどが豊富に含まれています。肝臓に十分なアミノ酸 が補給されることで肝臓の機能を高め、アルコール代謝を促進する働きをします。その為、韓国ではお酒を飲んだ次の日 は『プゴク』をいただくのが一般的なんだそうです。作り方は、「干しダラ」30gを600mlのお水に入れて1時間程度戻し ます。戻し汁も使うのでとっておきます。「干しダラ」だけ取り出し、適当な大きさにカットし ます。 鍋にごま油をひき、取り出した干しダラを中火で炒めます。「干しダラ」の戻し汁を 加えて、水が足りないようであれば適量のお水を加えます。沸騰してきたら火を弱火にして、 ダシダ(牛骨エキスの調味料)と玉ねぎを加えてグツグツ煮ます。適当な大きさにカットしたお豆腐を加えて、塩・胡椒で味を調整したら完成です。ダシダが手に入らない場合は煮干し や昆布出汁でもいいそうですよ。
花粉症に効果があると言われる「味噌」と「ヨーグルト」。 どちらも大変歴史のある発酵食品です。そんな味噌とヨー グルトは相性抜群です。大豆を発酵させて作る味噌には 植物性の乳酸菌が豊富に含まれています。一方、主に牛乳 を発酵させて作るヨーグルトには動物性の乳酸菌が豊富 です。味噌とヨーグルトを組み合わせる事で、植物性と動 物性、両方の乳酸菌を摂取する事が可能で、単独で食べる よりも乳酸菌の数も種類も多く摂取する事ができます。乳 酸菌には数多くの種類があり、それぞれの種類によって働 きが異なる為、身体にとっては、なるべく多くの種類の乳 酸菌を摂取する事が望ましいといわれています。それぞれ の種類によって働きは異なるものの、腸内の善玉菌を増や し腸内環境を良好な状態に整える働きは、どの乳酸菌に も共通しており、代謝がアップしたり、 便通がよくなる等の効果もあります。 今度、味噌& ヨーグルトの味わい方に ついても特集してみたいと思います。
1位:ピッカピカの一年生:小学一年生
2位:ミルキーはママの味:ミルキー
3位:カステラ一番、電話は二番、三時のおやつは文明堂〜♪:文明堂のカステラ
4位:私はこれで会社を辞めました:禁煙パイポ
5位:それにつけても、おやつはカール:カール
『goo』参照
山菜が出回る季節ですね。フキには花粉症予防の効果があるそう です。フキ特有の苦み「フキノール酸」は風邪薬やセキ止めに使われ ていた成分で、研究ではアレルギー(花粉症)に対して効果がある ことが分かったそうです。花粉が体内に入ると「ヒスタミン」という 物質が知覚神経を刺激し、花粉を外に出す為、鼻水や涙が出ます。 「フキノール酸」には、このヒスタミンを抑える働きがある為、花粉症 の症状が緩和すると言われています。「フキノール酸」は水に溶け やすい成分なので、お浸しより油で揚げる天ぷらがオススメとの事。 但し、お味噌汁は溶け出たお汁全体も飲むので、こちらもおススメ だそうです。 今年の春は「フキの天ぷら」と「フキの味噌汁」で花粉対策いかがでしょうか?
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