日出味噌醸造元TOP > 日本の食卓向上通信バックナンバー > 2022年12月号
牛乳は栄養も豊富で毎日飲んでいる方も多いと思いますが「ノンホモ牛乳」ってご存知ですか?濃厚でコクのある味わいの 牛乳だそうです。そこで、今月の「ニュースな食ワード」は「ノンホモ牛乳」について特集してみたいと思います。
「ノンホモ牛乳」の“ノンホモ”とは、「ノンホモジナイズ」の略語です。搾ったばかりの生乳は、脂肪球の大きさが不揃いなので、 脂肪球が大きいものは時間の経過と共に上部に浮き上がりやすく、浮き上がったものが結びついてクリームの層になります。 そこで、均一に効率よく殺菌処理を行う目的や安定した品質を保つ為などの目的から、一般的に流通されている牛乳は“ホモ ジナイズ(均質化)”という処理が行われます。“ホモジナイズ”とは、牛乳の中に含まれる乳脂肪分を機械によって砕いて小さく 均質化する処理です。乳脂肪分の粒子を細かくすることで扱いやすく、安定的な生産が可能になるそうです。 一方、「ノンホモ牛乳」はノンが付いているので“ホモジナイズ”されていない「無均質」ということになります。「ノンホモ牛乳」 は “ホモジナイズ”を行わない事により、牛乳の状態がより搾りたてに近づくので、自然の状態に近い風味が楽しめます。 静置しておくと脂肪分が浮かび上がり、上面にクリーム層ができ、コクのある濃厚な味わいが残り、非常に甘く、口に残る後味 もクリーミーです。「ノンホモ牛乳」は美味しいのはもちろんですが、乳糖が脂肪球に包まれているので、普通の牛乳よりも消化 吸収が緩やかに行われます。その為、牛乳でお腹を壊す事が多い乳糖不耐症の人でも、お腹を壊す可能性が低い との事です。「ノンホモ牛乳」の見分け方ですが、基本的に「ノンホモ牛乳」は、容器に「ノンホモ」と表記されて いるので、容器をよく見るのがおすすめです。パックよりも瓶で売られていることが多く、瓶を斜めにして表面に 固まったクリーム層が見えれば、「ノンホモ牛乳」の可能性が高いそうです。ただし「ノンホモ牛乳」は普通の牛乳 とは違い、均質化の加工をされていないので大量生産ができないので手に入りにくいという事と値段が高い傾向 にあるようです。「ホモ牛乳」も「ノンホモ牛乳」もそれぞれ好みがあると思うので、「ノンホモ牛乳」を見かけた 際は飲み比べてみてはいかがでしょう。
冬の果物の代名詞と言えば「みかん」。皮は捨てている 方も多いと思いますが、皮も捨てずに大事に活用できる のが「みかん味噌」です。普段は捨ててしまう皮も味噌 に入れる事で香り豊かなひと品になります。おおよそ の分量ですが、みかんの皮2 個分を洗って細かく刻み ます。鍋に味噌200g、酒大さじ3 杯、みりん大さじ3杯、 砂糖大さじ3 杯を入れ混ぜながら弱火で加熱します。 ぽってりしてきたらみかんの皮を入れて混ぜ、火を止めて 完成です。ご飯のお供や、ふろふき大根、 おでんなどに活用できます。お味噌の 種類によってお砂糖の分量を調整する のがポイントのようです。
1位:具に:つぶさに
2位:準える:なぞらえる
3位:論う:あげつらう
4位:挙って:こぞって
5位:設える:しつらえる
6位:目眩く:めくるめく
7位:穿る:ほじる
8位:漸く:ようやく
9位:強ち:あながち
10位:然も:さも
『gooランキング』参照
2022 年の冬至は12 月22 日。冬至の風習の一つ「柚子湯」。こ の習慣は銭湯ができた江戸時代から始まった慣わしのようで す。冬至は太陽の力がよみがえる日で、この日を境に運が向い てくると言われるほど大切な日の為、ゆず湯で禊(みそぎ)をし て身を清めるという意味と、ゆずは実るまでに長い年月がかかる為、長年 の苦労が実りますようにとの願いも込められています。また、冬至=「湯 治」・ゆず=「融通」がきくにかけて、冬至(湯治)にゆず湯に入って息災で あれば融通がきいてうまくいくと考え、これが洒落を好む江戸っ子に受 け、冬至にゆず湯が広がったとも言われているそうです。更にゆずの皮に は香り成分である精油やリモネン、肌に良いビタミンC がたくさん含まれ、 それらの効果で血行が促進され体を温めてくれます。乾燥しがちな冬の肌 対策にもなり、寒い冬を越す為にも、ゆず湯は効果的との事ですよ。
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