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日出味噌醸造元TOP ＞ 日本の食卓向上通信バックナンバー ＞ 2023年2月号
- 2月号 Vol.260 2023年1月28日 発行
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実は栄養たっぷり!!「イカ墨」!!
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パスタやリゾットで食される「イカ墨」。あの真っ黒な「イカ墨」には実は驚くべきパワーがあるそうです。 そこで今月の「ニュースな食ワード」は「イカ墨」について特集してみたいと思います。
「イカ墨」は、イカが敵に襲われた時に 逃げる為に吐き出す墨の事で、同じ墨を吐くタコの墨に比べ粘液が多く含まれる為、海中で自分の大きさ位のかたまりとなり 「分身」となってくれます。また、旨味成分も含まれる為、敵が分身を襲っている間に逃げるそうです。一方「タコ墨」は粘度が 低い為、吐き出されるとすぐに広がり、「煙幕」のような役割をして視界を遮ります。また、「タコ墨」は旨味成分がほとんどなく、 安全性の観点からみても食用には向かないそうです。「イカ墨」が海中で拡散することなくイカのようなかたちを保っていられ るのは、ヒアルロン酸やコンドロイチン硫酸など、関節の動きをスムーズにする働きをもつムコ多糖類という成分が含まれて いる為です。ムコ多糖類は、関節をなめらかに動かす為の潤滑油の役目をしている物質です。他にもムコ多糖類は体内で細胞 や臓器を保護するさまざまな機能が知られており、免疫力を強化する作用もあるのではないかと考えられてるそうです。 ヒアルロン酸には、肌の水分量や弾力を維持したり、乾燥を抑制したりする働きがあり、「イカ墨」は美容面でも嬉しい作用 が期待できます。また、「イカ墨」の色素の主成分であるメラニンには、花粉症や食物アレルギーの原因となる細胞の活性化 を抑制する働きがあるとの研究結果もあるそうです。沖縄では、「イカ墨」は頭痛や肩こり、産後の回復に良い とされ、薬膳料理として食べられているそうです。 ちなみに、イカを漢字で「烏賊」と書くのは、中国の古い物語によると、ある時イカが海面で休んでいると、 烏（カラス）が飛んできて、烏はイカが死んでいると思い、捕らえて食べようと海面に向かい降りてきたところ、 イカは急降下してきた烏を捕まえ、海面に引き入れ、烏を食べてしまったという話から、「烏賊」と書き表さ れるようになったという説があるそうですよ。
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「キムチのお味噌汁」で免疫力アップ！
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寒い時期、免疫力をアップするために「キムチのお味噌汁」は いかがでしょうか。発酵食品であるキムチは、善玉菌の一種で ある「乳酸菌」を豊富に含んでおり、キムチを食べることで腸 内の乳酸菌、つまり善玉菌を増やします。キムチの原料のひとつ である唐辛子の辛み成分であるカプサイシンは、胃液やアドレナ リンなどの分泌を促し、脂肪燃焼を助ける働きがあります。 これによって、体内の血行を促し、体を温める効果も期待で きます。キムチに含まれるにんにくの香り成分、アリシンには 免疫力を高める働きがあります。「キムチのお味噌汁」は味噌 にも乳酸菌が多く含まれているので、ダブルで乳酸菌を取り 入れ、腸内環境を整えられます。また味噌には血液を健やかに する鉄分も豊富に含まれ、この鉄分の吸収を助けるのがビタ ミンC で、白菜や大根のキムチには、 ビタミンC がたっぷり含まれています。 落とし卵をするとまろやかになり、コクも 出る上にたんぱく質も補給できますね。
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「料理がテーマの映画」おすすめランキング
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1位：レミーのおいしいレストラン
2位：劇場版 きのう何食べた？
3位：今日も嫌がらせ弁当
4位：かもめ食堂
5位：はなちゃんのみそ汁
6位：461個のおべんとうく
7位：南極料理人
8位：シェフ三ツ星フードトラックはじめましたく
9位：映画 深夜食堂
10位：大統領の料理人『macaroniランキング』参照
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編集後記
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今年2023 年の節分は2 月3 日( 金) です。 旧暦では、2月4日前後の「立春」が1年の始まりで、 立春の前日を「季節を分ける日」という意味の「節分」 と称し、豆まきをして一年の穢れ（けがれ）をはらい 清める風習が生まれました。豆は「魔を滅する（まめ）」に通じ、 無病息災を祈る意味があります。また、まいた豆から芽が出ると 縁起が悪いと考えられていたため、炒った大豆を使います。鬼は 鰯のにおいと、柊のとげが大の苦手で、節分には柊に焼いた鰯の 頭を刺した「柊鰯」を玄関先につけておく風習があります。木へん に冬と書く柊には、冬の寒気をはらうという意味もあるそうです。 ちなみに2023 年の節分の恵方は、南南東だそうです。
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