日出味噌醸造元TOP > 日本の食卓向上通信バックナンバー > 2023年6月号
昆布やわかめなどの海藻といえば、日本人にとっては古くからなじみ深い食材ですが、今欧米では、健康や美容効果の高い スーパーフードとして大注目されているそうです。そこで「今月のニュースな食ワード」は欧米で注目の「海藻」事情について特集 してみたいと思います。
欧米では和食ブームも手伝って近年海藻の認知が広がっています。海外セレブがInstagramで「シーモス(Sea moss:紅藻類の 総称)」を紹介したことから、一気に拡散されたようです。アメリカのスーパーマーケット・ホールフーズが発表した2023年 の食品トレンド予測では6位に昆布が、アメリカのレシピ雑誌「Eating Well」の2023年食トレンド予測では5位に「Sea Plants (海藻)」がランクインしているそうです。欧米での海藻人気の理由は、@「健康・美容効果の高さ」。海藻は日常生活で不足 しがちな食物繊維やミネラル、ビタミン類が豊富で、ダイエットや美容効果が高い食材です。代謝や成長促進効果が期待される 「ヨード」が豊富です。元々海藻を食べる習慣がない欧米では不足しがちな栄養素の為、手軽に摂取できる食材として知られ るようになりました。A「サスティナブル食材として注目」。海藻は海の中で育つため、食肉と比べて飼料や水が不要です。成長 が早く、二酸化炭素をとりこみ光合成で成長することから、環境にやさしい食材として注目が集まっています。B「ヴィーガン食 としてのニーズ」。ベジタリアンやヴィーガンなどの菜食人口は増加傾向のようですが、海藻はヴィーガン食にも使用可能です。 またタンパク質の含有量も高いため、世界では海藻を使ったプラントベースミート(代替肉)の開発も進んで いるようです。海藻を発酵させて作ったノンアルコール飲料もあるそうです。また欧米のオーガニック専門店 では、海藻や海苔を使ったスナックが人気だそうです。日本では味噌汁やサラダなどに使うイメージが強い 海藻ですが、欧米でのブームをきっかけに近い将来、新しい食べ方が逆輸入される可能性もありそうですね。
梅雨の時期になると、気温や湿度が高くなります。湿度 が高いと、体の水分が汗や尿として外に排泄することが 出来なくなり、体内に溜まってしまい、食欲の低下、体の だるさ、むくみ、下痢、頭痛、めまい、不眠などの症状が 起きやすくなります。こんな梅雨の季節はアサリを加えた 「スンドゥブチゲ」はいかがでしょうか?コチュジャンに 含まれる唐辛子の辛味には、体のさまざまな器官を刺激 して健康に導く作用があります。アサリにはカルシウムや カリウム、亜鉛、鉄などのミネラルがたっぷり入っていて、 特にビタミンB12 の含有量は貝類の中でNo.1 だそう です。ビタミンB12 が不足すると、悪性貧血(頭痛・めまい・ 吐き気・動悸・息切れ・食欲不振など)、神経痛、慢性疲労 が起こりやすくなります。アサリを加熱した時に出る汁 には旨味成分と栄養素がたっぷり含まれ ているので、煮汁を一緒に摂れる「スン ドゥブチゲ」はおすすめですよ。
1位:沖縄県
2位:京都府
3位:北海道
4位:秋田県
5位:青森県
6位:静岡県
7位:岩手県
8位:宮城県
9位:山形県
10位:島根県
11位:愛媛県
12位:富山県
13位:奈良県
14位:石川県
15位:鳥取県
16位:岡山県
17位:栃木県
18位:長野県
19位:大阪府
20位:福岡県
『gooランキング』参照
アジサイの綺麗な季節がきますね。梅雨の季節も、アジサイの キラキラした景色を見ると、気持ちも晴れやかになり、雨も悪く ないなと思ってしまいます。実はアジサイの原産地は日本なんだ そうです。アジサイの語源は、藍で染めたような色の花がたくさん 集まって咲くという意味で「集(アズ)真(サ)藍(アイ)」に由来する という説があるそうです。万葉の時代に記録があるほど歴史が 古いアジサイですが、1000 年以上、その色が青くてちょっと 気味が悪いと考えられていたのか、江戸時代まで 「ユウレイバナ」として、あまり人気がなかった ようです。こんなにきれいなのに、不思議ですね。
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